南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

(^_-)-☆納豆

2012-10-29 22:11:46 | グルメ

 1385 昼過ぎ、いつものように洗濯が終わった後、思い立ってジャカルタの日本食品スーパーへ行ってきた。

 

 行きの途中と帰りの途中のジャカルタ。どこから高速道路を降りて、どこから高速道路に乗ったか写真を見て分かるようになっている。どうでしょか、分かりますか。

 

何を買いに行ったかというと、納豆とうどん。いずれも日本から持ってきたものは大分前に無くなっていて、インドネシアで買う事が出来るが、うどんはチカランでも売っているが韓国製、どちらも日本製はジャカルタへ行かないと手に入らない。そろそろ、どちらも食べたくなった。そこで、ジャカルタへ行ったのでした。14:30に家を出て、戻って来たのが16:30、スーパーにいたのは10分弱でした。

 納豆もうどんも日本から輸入したものは日本で買う、1.5倍の値段がする。高い。そこで、どちらも、開発商品と書かれているインドネシア製の物を買った。値段は日本で日本製の物を買うのとほぼ同じ、味や感触は私が期待する物と若干違うが、普通に食べられるので、これで充分である。12月の帰国まで持つように多めに購入した。うどんは冷凍保存する。

 

 うどんはそれほどでもないが、納豆はインドネシアでも旅に出ている時以外は、いつでも食べたいと思っている。チカランでも日本食レストランでマグロ納豆などのメニューはあるが、それでは、あまり食べた気がしない。

 

 実は、子供のころ、臭くいて食べる気がしなかった。家で家族が食べていても、私は食べなかった。納豆は子供が“なっと、なっとお、なっとっ”と言いながら、早朝に売って歩く物だった。私に友達もアルバイトをしていた。私は新聞配達の手伝いなどしていたので、彼らとよく会ったが、納豆売りはしなかった。匂いが嫌いだったし。

 

 しかし、小学校の5年の秋、担任の先生が皆で納豆を作ってみようと言い出し、希望者だけで作ることにした。何故、希望者だけかというと、約16時間の温度管理をしなければならないからだ。大豆と湯たんぽ、もう一つ肝心なのは稲藁である。それも、稲を刈ってから二週間ぐらい過ぎたものが良いと言われていた。まだ、緑色が残っているのも、何故かは知らないが納豆菌が付いているからだそうだ。大豆を茹でて、その稲藁で小分けにして包む。それらを毛布でくるむ。炬燵の中に入れる。そこからが何度だったか忘れたが、約60度?湯たんぽで一定の温度の保つ十時間以上である。学校の用務員室の一角を借りて、一時間毎に温度のチェックと湯たんぽの交換をした。私も夜9時ごろと明け方5時ごろ学校へ行って、その役目をした。見事に、粘り気のある臭みもある納豆が出来上がった。その日の給食時には皆で食べた、私も食べた。今までの食べず嫌いが嘘のよう、それ以来、納豆は欠かせなくなった。特に生卵と混ぜて熱いご飯にかけ、かき回してかっ込むのが一番おいしい。それは、その時から50年を遥かに超えていても同じである。朝食はそれだけの時もある。

 子供のころ好きだった食べ物は年をとっても好きのままで、しばらく食べていないと、食べたくなるものだ。黒はんぺんのフライ、ジャガイモをホクホクに茹でたもの、キャベツの千切りにとんかつソースをかけたもの、そして、納豆。いずれも、ごちそうではない。子供のころ、親から、お前は安上がりでいいなと言われたことがある。

 好物 安上がり 食べず嫌い

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