今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

初めての事だらけのツンブロード(加筆修正済)。

2021年04月22日 | グルメ
記念すべき1400件目の記事では満を持して(?)ツンブロードを作ってみよう。

前々回のフラットブレッドを原型とするツンブロードを色々調べると、ライ麦粉(の中挽)を使い、どうやら様々なスパイスを生地になり込むらしいのだが、
ピッツァ昨今はオレンジ色をリンクの「ルール」にしている)も含め、あまり生地に何かを練り込んだ経験が無いので、今回は1度腰を落ち着けて学んでみようと思う。

しかもうちに無いスパイスで「フェンネルのパウダー」を使うらしいので、
(他に「アニスパウダー」と「コリアンダーパウダー」があると尚良いらしいが無いのでパス!、揃わないと作れないのでは私にとっては意味がない!、因みにアニスとスターアニスは全く違うモノだし、パクチーなんてとてもとても、NoNoNo・・・ベトナムを旅している時は心を『無』にしていたわ・・・)
仕方なく何日間かスパイスを探して(そういえば以前都内スパイス屋巡りなんてやっていたのでディープな所が多いのよ・・・)、フェンネルパウダーを手に入れてきた。
(そんなに高くなかった)

これがフェンネル(パウダー)か・・・とりあえず初めてなので怖いけれど我慢してそのまま舐めてみる
うわ・・・苦手だわ・・・
 ちょっとコリアンダーにも近いような僅かにクセがある蒼いような香りと(あれほどじゃないが、クローブにも似たような・・・)、甘み・・・
男女の痛覚等に対する脳神経や構造上の違いなのかもしれないが、刺激があるモノは苦手なのよ、正直・・・
ま、いずれカレーだな・・・
(生で口にするものでも無いだろうし、即、口をゆすいだが・・・)

ライ麦粉もアメリカ産は農薬やポストハーベスト・遺伝子組み換えの問題もあるし怖い気がしたので(味も明確に違うし)、ドイツ産を探していたが、家の小さい倉庫(代わりにしている場所)を観たらドイツ産のライ麦粉をキチンと常備してあったので助かった。
(まあ、ドイツも旧モンサ〇ト法で有名なモンサ〇トをドイツ企業が買い取ったが)
マニアックなドイツパンというジャンルはワリと興味があるので。
広尾の「東京フロインドリーブ」が無くなったのは痛い、ただでさえドイツパン屋さんは少ないのに。

粗挽き粉だったので塊が大きい為、フードプロセッサーで細かく中挽きぐらいにする(マメだな、俺)。

今回、備忘録代わりに「珍しく」材料を明記しておこうかな・・・
アレンジをしているし正解ではないかもしれないが
強力粉160g(170gだったかな?調整をしたから)
ライ麦粉(中挽き)60g
ドライ―スト小匙1/2
ベーキングパウダー小匙1/2(←重曹でやってみたいが我慢をした)
ハチミツ15g
塩2gぐらい
牛乳70ml
牛乳が60ml
フェンネル小匙1/2弱(←他のスパイスを入れないので僅かに多くしてみた、ライ麦の酸味とかを緩和する意味なのか?普通のパンより蜂蜜が多い気がしたので、甘い風味のフェンネルを入れるという事は今回「甘み」が大事ということだと考えられるし)
溶かしバター20g(←結構入れるんだね)

最初にドライイースト『の準備』、あまり少なくても意味が無いだろうから小匙1/2にした。

牛乳をぬるま湯程度に温め、直ぐ熱く温まるので注意!!

発酵させる。

普通、この時点でライ麦粉を入れ老麺みたいに小麦の元種を作って20分発酵させるようだがもう脱落・・・
以前天然酵母で元種は凄く嫌な思いをしたので、私は既にここから普通のパンを作る方式に変更をしライ麦粉を入れて、蜂蜜がまだギリ寒い時も1日の中であるのでカチカチに固まっていたから(←蜂蜜とか若干の刺激があるものが苦手で使わな過ぎて)、スプーンでほじくり出して計量して入れておいた。
「甘みは」イーストの餌という意味が多分にある為、この時点で入れて発酵を促しておいてもいいだろう。

あ、バターを溶かさないと

レンチンでいっか、多少レンジが壊れているが、何度か様子を観ながら

牛乳をぬるま湯程度に温め

塩、ベーキングパウダーを大体混ぜ入れ

フェンネルパウダーも入れ混ぜ

強力粉も入れ

このぐらいかな。

ぬるくしておいた牛乳を加える。

しゃもじ等で少しまとめたら、
餃子の皮やピンで学んだ通り箸でもいい)
溶かしたバターを

少しだけ練って(私はあまり練らないで、放ってグルテンを出す派なので)
見よ、(油脂分が多いし)ボウルに残らない・・・

濡れ布巾をボウルにかけて2倍ぐらいまで放っておく。
ラップをかけて発酵させる人もいるが、勿体無いし、地球に優しくないから、私は古風に(←といっても中世ぐらい遡る感じだが)濡れ布巾でいいだろ・・・
夏場だったらタッパに入れてやや蓋を緩めにして野菜室でもいいし

溶かしバターはそのまま流すと流しに詰まり、地球にも優しくないから紙で拭いてから洗う。

フィンガーテスト、少し生地が柔らかいが、まあ牛乳で作ったり粉が違ったり多少の差異は起こり得るだろうと想定済みなので、このまま続行してしまう。

ガス抜き後まとめてから、4分割し、丸めて

倍の大きさ近くまで2次発酵
(ザルをおいて濡れ布巾をかけた)

打ち粉をまな板にして、麺棒で丸く伸ばし
強力粉のグルテンが凄いから結構弾力がある為に伸ばしても又縮んでいくがあまり薄くても煎餅になるからダメ
フォークで穴を開けまくる事によって膨張を抑える。
本当は剣山みたいに複数の突起が付いた麺棒を転がすらしいが、そんなものは無いのでフォークか、竹串を数本持ってアブドラ・ザ・ブッチャーみたいにザクザクと(まぁ実際に観た事はないんだけれど、外人レスラーはSウィリアムスとSハンセン・パトリオット・Sノートン・ホークウォリアーぐらいか、Tゴディでさえ時代が違ったからか観た事が無い)。

で、フライパンに酸化被膜の関係で、一応1度温め、軽く冷まし、
油を薄く塗ろうか?迷ったが、今回はクラシカルなナンみたいに塗らなかった。
くっ付いたら小麦粉でグレービーをやって落とせばいいやって。

そのまま焼く。

中弱火~弱火でいいみたい
右側のコンロの口径が大きい為、一見弱火に見えるぐらいでいいだろう。
但し、最初とかフライパンが熱くなっている場合は弱火で加減をしましょう!!

本来表2分~3分らしいのだが、今回フライパンを1度温めているので2分で

やはり最初は少し焼き過ぎそうになったが、まあ許容範囲だろう。
裏側を2分焼く。
溶かしバターが多い為にくっ付かないわ・・・なるほど、ナンもこんな感じでいいのかもな・・・!!

なんとか出来た・・・

乾かないようにスコッチ・パンケーキの如く濡れ布巾又は布巾で包む。
(私は皿に置いて濡れ布巾)

火を通した後で焦げ目を付けるだけなら強火で火から離して炙っても。
あまり長くやると乾燥し過ぎて煎餅になるので適度に
薄いから火は通り易いけれど、火さえ通っていれば。

英国のパンケーキ・デイみたいにひっくり返す練習も。

今回はレタスと前回作ったベジソーセージ無難にマヨネーズで

目茶苦茶美味しい!!

なんだこれ、大量生産ではないし作り立てだからかもしれないが、(申し訳ないけれど)I〇EAを越えた。

オマケ1

余ったので2枚冷凍してみようかな。
ラップで挟んで・・・ビニールと密閉袋で・・・

冷凍・・・あ、
ピッツァ生地の練習みたいに伸ばさない玉の状態で冷凍をするか
ナンチャパティ又はピタブリトーみたいに冷凍をしても・・・
レンジでパンモノをチンするとガムっぽくなる時があるので、自然解凍なにかしらの加熱がよいのかもしれないな
I〇EAの提供速度に幻惑された・・・(原子力機構じゃないからね、北欧のあそこね

もう1枚は製麺みたいにタッパに入れて乾燥をさせないように実験)

下のタオルや布巾は要らないかもしれないが、一応・・・製麺の癖で。

翌日、タッパに入れた方から温めて食べてみようかな・・・

とりあえず解からないのでパンをリベイクする時みたいに、サッと水を塗って(ホンの少しね)

オーブントースターで焼いて(リベイク?をして)みた。

あまり焼くと乾いてバリっと割れるので適度な所で。

やはり2日目になると、ポテンシャルがグッと落ちるな、不味くはないんだけれど、作り立てを味わってしまうと・・・
(美味しい方だとは思うけれど・・・)

オマケ2

冷凍の方は皿に出して放っておくと直ぐ解凍出来るので

又リベイクをして今度は、
とりのささみを茹でたモノに
カラスミを塩気の代わりに散らした
レタス
フリーズドライにした大葉

う、美味い、からすみの塩気と、大葉の正攻法な間違いのない香り、ササミのポテンシャル、キレがあって、大人の味だ・・
とすると冷凍の方がポテンシャルの維持が効くのか?
(いつもマヨに頼りっぱなしでは拡がりが無いかな?って、ゆくゆくはコンビニや量販店のコロッケを挟むぐらい自由度を高めたいから、冷凍の保存の仕方まで調べてみたのだし、それだけ身近にする事で様々な視点で物事を直視出来るように複眼を持ちたいから)

オマケ3

結局最後の1枚は、レンチンで軽く戻してサッと水を塗ってオーブンで焼き温め、
レンチンをするとやはり、ややゴムっぽくなるなー、な自然解凍が良いのかも)

スェーデン料理のフィッティパンナを、

肉類だとアタック感が強過ぎるだろうからシーフードミックスで作って優しいアタック感にし、包んで食べてみたら、合う!!
ま、スェーデン料理のフィッティパンナに、スェーデンのツンブロードを合わせる訳だから合わないワケは無いのだが、ここまでマッチする感じがあるとは想像以上だった。

(色的にサブジ等のカレー系や、ジャースチームで作ったドライカレー系でも良いかも)
これがソーセージ等の肉類だったら、もしかしたらガツンとき過ぎていたかもしれないな・・・
(市販のソーセージはグリーンマークでない限り薬が凄くて、食べないワケではないのだが、この家庭的な料理方法の為にワザワザ買いに行く事もないかなーって)

 本当は上記でも書いたようにコンビニとかのコロッケと千切りキャベツで試したかったぐらいなのに。
というのも、なんでも水は低きに流れるではないが、文化ってのも日常遣いが出来るようになって初めて、人々の日常や世に定着をするモノではないだろうか?という意味を込め、「こち亀」の両津勘吉ではないが下町風のコロッケと揚げ物にはキャベツの千切りとソースだろ!!!と・・・
もし、それが成功したら、ツンブロードが、本当に自身のライフスタイルに定着をするのではないだろうか?という意味があったのだが、やはりまだそこには至らなかったようで、フィッティパンナになった。
せめて肉類はなく魚介類のフィッティパンナを試せた事は(こういう家庭料理を自身の中に取り入れたという)1歩進歩出来たかな?という風に考えたい。

こだわらずに吸収をしていけたら・・・


オマケ4

その後、外でツンブロードを、今度はセイボリーではないスイーツのツンブロードで(本当は疲れていたので初めてのシナモンロールを食べに行ったのだが原宿店は2階の機械では見付けられず、帰りに1Fで見付けたのだが、結局その時は困ってツンブロードのスイーツVer.で)もう1度食べて確認
(特に生地の部分だけを何度か齧ってみて自分のと比べてみた)

今回はスイーツ系だからディルが入っていない分、生地の風味がダイレクトに感じられる。
このニオイはフェンネルパウダーだったのか・・・
結構強く入っているのね。
(ディルがないと結構強く感じる・・・なるほど、こういうものか、薄さも凄いし)
あの頃は解からなかった事が、自身で作ってみて解かるようになった事があるって興味深いなと。
食べた時に(同じものはとてもじゃないが微調整で時間がかかるだろうし作る気はないんだけれど)配合量のバランスや塩梅がなんとなく観えるというか浮かんでくるというか。


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片栗粉無しの枝豆で作るベジソーセージ

2021年04月22日 | グルメ
以前ベジソーセージが思ったよりフムスっぽかったので、
やはりこれは豆で作るモノなのだなーって。
ヒヨコ豆は家にあったのだけれど、一晩とか戻すのが面倒だったので
戻し汁や茹で汁を使うとか・・・?
量販店の枝豆で出来ないかな?って。

確かニンジンとか野菜みたいな赤い色が入っていた方が栄養価が高いので、人参をきざんで少ない水で茹でて

冷煎で茹で汁ごと冷ます。

冷めたらザルで濾して、この茹で汁を使ってミキサーにかけよう

コクが無いので牛乳を少しと
スパイスを入れようかと思ったが、今スパイス入れるとミキサーカップにニオイが附着して後で嫌だから、今は塩だけにしておいて後で入れた。
同じくオリーブオイルもミキサーカップに付着をすると洗うのがやや手間なので後の混ぜる段階で入れれば良いって。

茹で汁で硬さの調整をしながら攪拌していく

ペースト状に、ほぼフムスっぽい・・・

で、豆のカスが附着をしたミキサーカップや刃を洗うのが面倒なので牛乳や茹で汁を入れ蓋をして回転又はシェイクすると洗うのが超ラク

それもダバーっと。

この段階では緩くても良いんだ・・・

何故なら、英国料理でも皮無しソーセージパン粉を入れる場合もあるので、水分を吸ってくれるのは勿論の事、油が出てしまう事を防いでジューシーにしてくれるから。
計測しなくて済むし、ま、入れ過ぎると蒸しパンみたいになるのだが

焼売餃子又は小龍包の具みたいに少し取り分けレンチンし

味をみて調整、どんな料理でも加熱をすると塩気が濃くなるから少しボヤっとした味にしておく。
どうせ何かソースを足して食べるモノだし、塩気が濃過ぎるとね・・・

蒸し器に湯を沸かしておいて

ありきたりだがラップでキャンディ状に成型
(今回のラップは130度まで耐えられるらしい、モノによっては溶け出すので注意、dちらにしろ、ラップでキャンディ状はあまりやらないんだけれどね)

このままだとラップが溶けそうなので、酢煎りみたいに耐熱の皿を敷いた
あん肝の処理勘違いをしてホイルで穴をあけて作りそうになった、最初はラップで大丈夫なのかなーってそこで悩んだ。

焼売みたいに最初一瞬だけ強火で(←気持ち的な問題なので気にしないで、もう癖になっているというか、一瞬先に固めたいの)

後は30分(←20分でいいらしいが、ちょっと面倒で太くしたのがあるから30分にした、固まりが悪かったし)
本当は焼売みたいに片栗粉を入れると中の水分を吸ってくれるのだが片栗粉を入れる事によって味が結構ボヤけ過ぎてしまう事が多いので焼売みたいに皮を貼り付かせないなら片栗粉無しでもいいかって。
(固まるか少し不安だったけれど)

蒸している間に洗い物を終わらせてしまう。

う~ん、なんとか固まったっぽい。
熱くて触りたくないので(というか触れない)、このまま冷まし固めてみよう・・・

冷めたのでとりあえず最初はそのまま焼かずに1本、なんか蒸しパンっぽいな・・・
やはりパン粉を減らして片栗粉を入れればよかったか・・・?

なんとか~、ギリ、なんとかーって感じ・・・
ややパンっぽいか・・・
冷める程に枝豆の香りが凄い出てくる・・・

まだ太いのは湿り気が中に蓄積されているので、干物スモークサーモンみたいに冷蔵庫で乾かしてみようかな

そのままだとクセや味が強いけれどどうせマヨとかオーロラソースとか、ソース調味料類をかけてパン類と合わせて食べると意外に美味しかった
(美味しかったというか食べられたというか・・・)
ただ、豆にパン粉にパンだからドラゴンボール(←もう古いか)の仙豆ではないが、ちょっとでかなりお腹がいっぱいになる。

で、一晩冷蔵庫で乾燥させたモノをオリーブオイルで焼いてみると・・・

ちょっとこのままだと大きいので半分に切って食べたが

無茶苦茶美味しいやんけ・・・

煙で瞬間的に燻製される感じで、
敢えて冷蔵庫で一晩乾燥させたことによって身もシッカリと固まるし、
フムスから、かなり離れていく印象
これはソーセージだわ・・・魚肉ソーセージより柔らかく軽い印象だが、決っしてオカラや豆腐ではない感じで出来た・・・
I〇EA越え?(に限りなく近い)
なんか外のはプロテインとかタンパク質が入っているとか?なんとかチラっと目にしたのだが、私、どうもプロテインの味って独特の嫌な甘みを含んだ、グルテンからそこだけを抽出したような味なので苦手なのだが人工的な味がするというか、人工的な味の部分が不自然さを感じる味というか)、それが無い印象でまあ当然入れていないから)自然だわな。
オリーブオイルでコクもあるし。
これは(片栗粉無しでの)成功でいいでしょ・・・

オマケ

(保存の事も考え)もう全部焼いておこう・・・

と、量が多いからオイルも多くしたら、ウワっ、ちょっとシツコイかも
(大丈夫な範囲なんだけれど、最初のを経験すると)
パン粉だから油脂分の吸い方が倍ぐらいの勢いなのね・・・
(かといって油があった方が薫香が付き易いし・・・悩む所だな、薫香があった方がソーセージっぽいというか。
又いつ作るか解からんけれど、覚えておこう


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鯛カブトの塩焼き→煮付け→湯引きの出汁で炊き込み。

2021年04月22日 | 素材
(恐らく、随時更新)

色々なレシピがあるので絶対コレが1番ってのは無いのだが・・・
鯛のお頭(アラ)って煮るだけがマストだと何気に勘違いをしていて
何処かで塩焼きにしたものに出会い、世の中にはなんて美味しいものがあるのだろう?と、今更ながら感激をした思い出があった為、偶々鯛のアラが手に入ったから、ちょっとだけ学んでみた。

先ず鱗を取らないとならないんだよなーって。
今回の方法では、湯を沸かして

かけて
湯通しではないんだな・・・

冷水(出来れば流水)の中で洗うと鱗が落ちていく湯通しではないから落ちヅライけれどね)
焼くと鱗が気にならないって人もいるけれど、やはり、最初はね・・・

カマと分けて焼こうか?迷ったが、折角なのでくっ付けたまま、塩を多めにふり、
ヒレが焦げて壊れないようにアルミホイルを巻くんだとさ。
(まぁ、ヒレはどうせ飾りだから無くても構わないのかもしれないけれど、鯛のお頭の塩焼きは初体験だから・・・)
皮目(うちのグリルは上火)から焼いて

裏側も焼き
(こういう大きいモノを焼くと、グリルの特性が解かる感じ・・・)
本当はひっくり返すのは1回だが、どうしても最後にもう一度私は皮目を焼いてパリっとさせた。
(やはり網の下火で焼きたいなー)

美味しい~、やはりヌーベルキュイジーヌではないが素材の味を活かしたモノは凄まじく美味しい

ただ、あれだけ塩をしたのに、塩気がやや足りない部分がある気がした。
振り塩をして30分置くレシピ
塩水みたいなのに漬けるレシピ
etc・・・
なんてのもあるみたい。
ま、塩辛過ぎて食べられないよりは大根おろしに醤油をかけて(英国料理ではないが)食べる人が自分で調整をする方が良いのかもしれないが。
ただ普通の防ばい剤や防カビ剤・農薬不使用のレモンやライム・柑橘類が欲しかったが、まあ常備をしていないモノは仕方が無いので良いでしょう・・・

単純なモノだからこそ()本当に数限りないレシピがあるので、今度、色々なレシピをやってみようっと。
先ずは、1番simpleなVer.で。

『2度目とアラの煮付け』

残りを冷凍しておいたのだが冷凍庫の幅を取って仕方がないので使ってしまう事に。

大量に解凍する時、こういうお盆に乗せておいてもいいんだな・・・

今回は(あまりにも忙しかったので)湯通しで霜降りをしてしまうやり方で。

流水や時々替える水で鱗を落とすとこれが早いのなんの!!
冒頭の熱湯をかけるより断然早い!!

あと、鯛を霜降りする前に鮪の霜降りを湯通しでしてヅケを作ってしまった。
(これも早いな、一気に出来る・・・)

昆布を煮ながら焼き切れない分はやはり煮る事にした(←結局こうなるよな・・・)。
白身の魚を煮る時は生姜は入れない事が多い。以前メバルの時、作ってから知った。

落し蓋はアタック感が強くなりがちになるが、流石にこの量なので落し蓋をした。
(途中やはり蒸発が少ないので外したが・・・)

流石に3つ同時進行は、こんがらがって少し焦げてしまったが、
今回は塩気を増やし、それでも結構ガチに丁度良いぐらいだった。ヒレも壊れなかった。
相変わらず、凄まじい美味しさ・・・、湯をかける自然さを活かした霜降りと、湯通しの霜降りのやや角がまあるくなる感じは(言われなければ)気付くか気付かない程度の差だと思う、自分は作っているから解かるけれど・・・
いずれにしても手を加えない、素材を活かす、事が1番美味しいんだな~って改めてしみじみと・・・。

途中気になって両方の煮汁の味をみたらだと、油脂分が多い為
昆布だけの出汁や、鯖の出汁とは違って、味の概要というか輪郭?がぼやける感じなので少しクッキリとキレ立たせる感じで酒・砂糖・醤油の調味料を足す事にした!!
(煮魚だけでなく煮昆布の方も)
素材や出汁によって、ここまで違うのだな~って、少々驚き。

ふう~、なんとか出来たぜ

やっぱり、いつもと後からくる底力とか、上品さみたいなのが段違いのレベル
アラは翌日まで冷める過程で浸み込んだ味はどうなるのだろう~

(時が経つ程に浸み込みタマラナいレベルになった)

霜降りをした湯は出汁になるし、鯛飯でも炊くか。
ここだけの話、個人的に鯛飯に身って無くても構わない気がして、だって一緒に炊くと身の旨味が抜けきってカスみたいになるのだもの、骨が取り切れず鯛飯が美味し過ぎて飲んでしまう危険性もあるし、ここだけの話ね!!)
もしくは
シーフードカレー雑煮素麺っぽいもの、
又は。
出汁を煮詰めて濃くし、鯛ラーメン?


『オマケ1(湯引きの出汁を使う)』

鯛を湯引きした時の出汁(もどき←でも結構出汁が出ているのよ)で、天婦羅のツユを作ったり、
問題無く出来る)

玉ねぎとか野菜の味噌汁にしたり(←野菜がキチンと摂取出来る)

今回の味噌は秋田の味噌。
(毎年作る自家製味噌=簡単=も美味しい事は美味しいが、やはり味噌屋で買った全国から選び抜かれた本物の味噌は違う・・・)
湯引きしただけの(今回は)薄い出汁なので、作る前は薄いかな?と思ったけれど、味噌の旨味が丁度良く補充されていて、強過ぎず・薄過ぎず、本当に丁度良いバランスで凄まじく美味しかった。

『オマケ2(炊き込みご飯)』

まだ鯛のアラの煮付けと、湯煎した時の出汁(←正確にはっぽいものだが、これが結構出ているのよ)が余っていたから(美味しかったが色々試したいので残しておいて、そろそろ限界だったし)、炊き込みご飯を作ってみようかなと。

本来、鯛めしは焼いた鯛と米を一緒に炊くが今回は煮てあるので深川飯の炊き込みご飯式みたいに炊いてみようかな。

米を研いで(2合ぐらいでいっか)

既定の水に季節にもよるが30分ぐらい浸水させておく
この時点でザルに上げる人の場合は1時間

アラの「煮こごり」部分が固まっているので、レンチンを軽くし、汁を溶かして

濾す。

湯引きに使った出汁で薄めまくって、
(沸かして冷ましてもいいが、別に悪くなっているわけでもないからそのまま使った)

醤油で味を調える。
塩を入れると塩気が尖るのでなるべく私は入れないようにしている。
薄くしておいて食べる人が好みの塩気で食べれば良いと思っているので。
和食のおかず自体が濃いし主食のご飯の塩気が強過ぎると、口の中で味がぶつかり疲れてしまって・・・

身をほぐす
※椅子に座って行えばよかったのに横着をして立ったまま屈んで行ったら背中を痛めた(涙)
ジックリ取り組まなかったから骨も残ったし、キチンと座って焦らず取り組めばよかった。
取り切れなかった鱗の部分もあるので、少しでも魚肉を採取しようと、あまりケチケチしない事がコツかなとは思う

30分ぐらい経ったら、浸水させていた米をザルにあけ

よく水を切り、
(網目から落ちる米のカケラや小さいモノもあるから注意する)

水を切っている間、お釜を拭いたり、他の事をしておく。
(水滴の1滴で味の印象って変わる気がする時もあるので・・・印象の話ね)

水が切れたら、お釜に米と味を付けた出汁(煮汁と出汁を混ぜた醤油で味を調えたモノ)を合わせる。
おお~、ぴったしだったよ~~~~~
出汁が余ったら、翌日うどんに出も使おうと思っていたのだが、まさかここまでピタリと合うとは・・・)
最初から生姜を入れて炊き込む人が多いが、私は、生姜ごと一緒に炊くと何処を食べても全体が生姜臭くなり過ぎて、「餃子じゃないんだから!!」って感じなので、後から食べる人が自分の好みで載せたり混ぜたりして食べれば良いと考えている。
(何処を食べても全体が生姜臭いって嫌じゃね?、それじゃどんなに出汁を変えても生姜ご飯になってしまうから

で、炊く。

炊けたらほぐしておいた鯛の身を入れ
この時、もっと骨を確認してもよかったかも

5分蒸らす。
炊飯器によっては炊ける前の蒸らしの段階で加えてしまってもいい、←実は私、こだわらないんだ)

サックリと混ぜて
(おお~、良い感じ)

好みの薬味を添えて完成。
もう1度繰り返すけれど)最初から生姜を入れて炊き込む人が多いが、私は、生姜ごと一緒に炊くと何処を食べても全体が生姜臭くなり過ぎて、「餃子じゃないんだから!!」って感じなので、後から食べる人が自分の好みで載せたり混ぜたりして食べれば良いと考えている。
(何処を食べても全体が生姜臭いって嫌じゃね?、それじゃどんなに出汁を変えても生姜ご飯になってしまうから

塩気が足りなければ英国料理みたいに食べる人が自身で薬味と共にパラパラと加えれば良い。
醤油をタラっとでもいい、「醤油風味の炊き込みご飯」って結局は江戸時代に鉄火場で食べた「鉄火飯」なのだから=ふと、鉄火飯と(伯爵が作った)サンドイッチ誕生過程の「共通項」を感じた・・・両方とも賭け事だ・・・俺は運を信じないので賭け事は今はしないが)

あら、骨があったよ~、しかもこんな大きい骨が。

もし人に出すなら、もっとキチンとほぐさないとダメだな、
ま、よく噛むからいっか。
大人の食べ物って感じ。

味は~、想像を絶するぐらい出汁が米粒1粒1粒に浸み込みまとわりついていて、常ではない美味しさというか間違いが無かった。

『オマケ3(湯引きの出汁でうどん)』

最後は、もう湯引きで使った出汁がそろそろ限界に近付きつつあったので、以前上記で作った天つゆの余りと、余っていたヅケのタレ又は醤油を使い、
上記でやってきたアラ煮の煮こごりや炊き込みに用いた味が付いた出汁が余っていたらそれで)

醤油系だけだと流石に経済的にコスパが悪いので、塩も足して味を調整し

天婦羅の残りと共に、頂き物のうどんの汁として。

最近(花〇うどんとかみたいに)うどんに途中から、おろし生姜を散らす事にハマっているんだ・・・
これも間違いない!!!

因みに
鯛の出汁で炊いた昆布の煮物(佃煮の薄い感じのもの)は納豆と合わせて醤油やタレの代わりにしたら尋常ではないパワーというか効力を発揮した。

理由は解からないが、とにかく凄かった!!
恐らく納豆に足りない部分を鯛のコクが補ったり、鯛の旨味と納豆の旨味成分が手を組む感じとでもいおうか。

茶碗に米粒のカスが付くと洗う時に面倒だからお湯を少し差して僅かに時間を置いただけで

恐ろしいぐらいのダシが出てきた・・・
トロロ昆布(の吸い物)を越えたぐらいの出汁だった。


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