今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

『ブレッド&バタープディング』と『ウインタープディング』(?)

2015年11月17日 | スイーツ
親戚の事情で訳あって、食パンが余ったので、プディングを作って食べてしまう事にした。(カビさせて捨てるの勿体無いしね。もうパサパサだし)

1つ目はスグに食べられる、ビートン夫人でも有名な「ブレッド&バタープディング」
イギリス人なら誰もが知っているといわれる『ビートン夫人の家政書(分厚いらしい)』という、まあ、家庭生活の百科事典や知恵を紹介しているもので、これだけ、世の中がワンタッチでラクになった時代でも、人間の基本は変わらないというか、料理・菓子・洗濯・おもてなし・法律・衛生・応急処置等多岐にわたって出ている書物で、ビートン夫人はイギリスでもっとも有名な作家の1人となったという。
(イギリスは有名な作家が多いな、シェイクスピアにルイスキャロル・アガサクリスティ・ディケンズ・ワーズワース・コナンドイル・・・他)

これは、本当に簡単!!
オーブンを余熱で温めておき、
パン(今回は2枚)を4等分に切り(ミミも使うというかミミがカリッとして美味しい)、
バターと→、マーマレードを塗り、
バターを塗ったグラタン皿に並べて、
牛乳・グラニュー糖(粉砂糖でも砂糖でも代用できんじゃね?)・卵1個で、フレンチトーストのようなソース(アパレイユ?)を、フォークを使って手早くかき回して、回しかけ、30分置いて、

1cmの湯を鉄板に張り

160度に下げたオーブンで
(うちのオーブンは4段に分かれているので、基本2段目、概ね大丈夫だが焦げそうなら段を下げるかアルミホイルで防御)

40分~60分焼くと出来上がり

湯煎することで?、アパレイユの部分がフワッとプリンとクリームの丁度中間のような食感になって美味しい。

簡単なワリに尋常じゃなく、美味しい・・・!!

近年では、焼きあがったら、鉄板の湯を捨て、更に同じ温度で10分焼いて、更にカリッとさせるオリジナルとは又違う手法が流行っているそうだが、それぞれの家庭のオーブンの温度もあるだろうから、少し様子を見ながら焼いた方が良いだろう。

一見単純だけど、なんだ?、これ?!!って言うぐらい、美味しい。


後日、パンが余ったので(パスタ食が続いて、もう限界が着ていたので)、オレンジのマーマレードではなく【国産の日向夏】を使ったマーマレードで、出来ないかな?と試してみた。

↑このマーマレードが美味しいのなんのって(明らかに身体に良い味がした)。

そして200度で予熱してから、160度で35~40分焼いた(卵1個・牛乳200ml・砂糖好みの量・・・この時は、大体大さじ1と1/2ぐらい)ブレッド&バタープディングも尋常ではない美味しさだった(前回より、キレがあったかな)。

※熱々のうちに食べることがポイント!!

当然食べきれないので、余ったら、グラタン皿へでも戻して、オーブントースターででも軽く焼いて(焦げそうなら、アルミホイルを被せて、守って)、カリっとさせて食べれば、ほぼ復活。

こういう、作ったはいいが、食べきれないものの、ちょっとした処理の仕方が大事だよね。


オマケ
もう1個は、「サマープディング」という、ミックスベリー(冷凍可)を煮詰めたモノを詰め込んだプディングなのだが、ミックスベリーは高い、パンが諸事情で余って仕方がないという状況で、無理矢理お金を使っても仕方が無いので、冷蔵庫にあった柑橘類を煮詰めて作ってみる事にした。
(柑橘類の房を外すのは得意中の得意だ)
余っていたハチミツ(いつのだ?)も使ったり、して身が壊れない程度に(ベリーなら5分)煮詰めて、荒熱をとって冷ましておく。


食パンを対角線上に三角に切り、器にラップ(自分は今回ラップを使うのが勿体無いのでパンの袋を切り破いた)を敷いて、器に詰めていく(器は小さくてもいいんじゃない?と思った)。

ハミ出た部分はキッチンバサミで切っていく。

三角形を横に合わせていくと以外にキチンと敷き詰められる(今回これがしたかった)。

蓋の部分は、長方形でも、菱形でも丸型でも塞がれば良い。

これはオリジナルだが→余ったミミや、穴に詰め切れなかった白い部分は、細かくして、クシャッとしておく。

そこへ冷ました柑橘類を汁ごと入れる。(今回はベリー類と違って具が無いので、上記余ったパンのミミを混ぜて詰め込んでおく、勿体無いもんね。)飾り用に少し余らしておいて、最後に上からもかけた。

※そして蓋をする。

皿と重石を乗せ、冷蔵庫で一晩

翌日、ビニールごと出して、どうなっているかな?

おお、キチンと黄色に(ベリー類だと赤紫色)!!(サバランみたい)

これに、好みでベリー類なら煮詰めたソースや生クリームをかけるのだが(おそらく酸味を緩和する為だと思うが)、ソースはともかく、生クリームでは濃厚過ぎて柑橘類の風味が損なわれると、牛乳と、安いバニラアイスを乗せて、酸味を緩和してみた。

こんな感じ。

これがプディングか。そのままでも優しくて美味しいが、

アイスを大量に乗せて、パディントンの朝食のようにグチャグチャにして食べたら、より混ざって美味しかった。
※中身のソースの味の加減が要(かなめ)だな。

サマープディングに対して、冬の柑橘系で作ったのでウインタープディング?かな?。

これで、簡単なプディング類は出来たかな。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土産「ぶっかけ生姜大根」 | トップ | やるな、ギンビス・たべっこ... »
最新の画像もっと見る

スイーツ」カテゴリの最新記事