エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

相模湖の初秋を訪ねて

2010年09月11日 | 旅行
相模湖を訪ねたのである。



神奈川県相模原市緑区にある湖。
相模川を相模ダムによってせき止めて作られた人造湖である。

命名者は内山岩太郎元神奈川県知事で、人造湖に〇〇湖と命名した最初の例である。



ダム自体は相当古くなってしまった。
いまは、そのダムの上を歩けないのである。

このダムに行くのには、古い橋の上を歩いて行くのである。



「月夜野橋」である。
もっとも、いまその下に川が流れている訳ではない。

しかし風情のある欄干である。



皇居のお堀の水が、濁ったとされているけれど、ここ相模湖も水が濁っている。
やはり異常気象の影響であると言えるのである。



観光に訪れている人は少ない。
少し寂しい印象である。

ここ相模湖は、1964年に開催された東京オリンピックの際、カヌー競技会場となった。



相模湖周辺には「桂川」「嵐山」「与瀬」「小原」「吉野」「奈良本」「高尾」といった京都に由来する地名が点在している。
弘法大師がこの地を行脚した折、京都の地形や山容に非常に似通った所があるとして命名されたとの伝説が残っている。

その意味では人造湖とは言え、名所であると言って良いのである。

秋、紅葉の時期再訪しようと思う。





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                     荒野人