エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

花からの連想が広がる

2010年09月23日 | 日記
小さな小さな花屋さんの店先に・・・。



売り物コーナーから外されて、店頭の端っこの置かれていたのは、紫陽花である。
これは「墨田の花火」であるに違いない。



エリカの花である。

 あおーい海を見つめて・・・
  伊豆の山かげに
   エリカの花は咲くという

西田佐知子が歌ったあの花「エリカの花散るとき」である。

エリカの花言葉は「孤独」「謙遜」「幸福な愛」「博愛」である。



スイレンボクの花だ。

睡蓮のような花が咲く木だから「睡蓮木」と命名されたのである。
葉の上に空を指すように蕊(しべ)があって、花弁が横に広がっている。

なるほど睡蓮のようではある。

花言葉は「やさしさ」である。



全体に曇っていたし、異様に熱かったけれど今日の空はこんな感じであった。
視線を落とすと・・・。



入道雲もどきの雲に、世界の共通言語「マクドナルド」の看板がやけに似合っていた。
最近はコーヒーが美味しくなったと聞く。

この空の下、真紅の花が咲いている。



その名も「緋ネム」である。
ネムの花は、上を向いて咲くけれど、これは下を向いて咲いている。

だがしかしネムの花である。
比較的、大きな木が多いネムの花である。

緋ネムは背丈も低く鉢植えで十分に咲いてくれるのである。

花言葉は「夢想 「歓喜」「創造力」である。

松尾芭蕉にこんな句がある。

   象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花
                松尾芭蕉



西施の肖像画である。
西施とは、中国の春秋時代の傾国の美女のことである。
花をこの美女にたとえたのである。

中国の三大美女は、言うまでも無く「楊貴妃」「王昭君」そして「西施」である。
これに三国志の「貂蝉」(ちょうせん)を加えて四大美女ということもある。

小野小町もさぞや!
と思わせる美貌だったであろうと思われるのである。

中国の美女は、傾国・・・国を傾かせるほどの凄さを持っている。

その代表格のもう一人は「妲己」(だっき)である。
中国殷王朝末期(紀元前11世紀ごろ)の帝辛(紂王)の妃である。



葛飾北斎が描いた「妲己」である。
江戸時代の悪女のイメージであろうと推測される。
九尾のキツネも同時に描かれているのである。

古今東西、女性は美しい存在である。

今日は勝手気儘に話が広がって行ってしまった。
読みにくかったら、ゴメン!

である。




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                     荒野人