エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

萩が咲き紫式部が色付くころ

2010年09月28日 | 日記
萩は赤と白があるのだけれど、初秋には赤が良く似合うと言いたいのである。



金槐和歌集の歌である。

   道の辺の 小野の夕暮 たちかへり
        見てこそゆかめ 秋萩の花
                 源 実朝

俳句である。

  一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月
                 松尾 芭蕉

   萩の風 何か急(せ)かるゝ 何ならむ
                 水原 秋櫻子



白萩である。
清楚な印象である。

萩の花言葉は「柔軟な精神」「過去の思い出」「思案」「前向きな恋」「想い」
      「内気」「物思い」である。
思索をベースとする花言葉である。

物思いに耽る秋らしいイマージュである。



コムラサキシキブである。
紫式部という場合の花とは少しだけ違うのだけれど、一般的にはこれが紫式部である。

花言葉は
    「愛され上手」
    「上品」
    「聡明」である。



あなたのイメージと合っている。
充実した紫の小粒と、秋の陽を跳ね返す粒の張りが・・・である。




にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人