エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

今日の空と雨上がりの花たち・・・挽歌

2010年09月30日 | 日記
今日は乾燥した空気と、鮮やかな空の青。
そこに描かれた雲たち・・・。



この青は、ローマのヴァチカン市國のシスティーナ礼拝堂、ミケランジェロ作「最後の審判」の壁画の背景の色である。
ぼくは、この壁画を洗う前に見たのである。

洗った結果に驚いた世界中の人々の感動を共有することができる
なぜなら、洗う前のくすんだような、しかし重厚な色彩の壁画を知っているからである。

今日の空は目にしみるように汚れなき青であった。



混み入った電線の上に広がる青い空。
寂しい人工的風景ではある。



雨上がりの野ボタンの花である。
鮮やかな紫色が疲れた目を慰めてくれる。



甘い香りに視線を上げた。
花ミョウガの白い花が咲いているのである。

甘い梔子(くちなし)のような匂いを放っている。



白いヒガンバナが咲いている。
あえかなピンクがポイントになって、煽情的な色彩でもある。



小ぶりで簡潔な咲き方のヒガンバナである。
こうした小さな花でも、鮮やかな赤が花を大きく見せるのである。

埼玉の幸手にある権現堂のヒガンバナが満開だという。
巾着田のヒガンバナも満開であるという。

ヒガンバナは、明日の雨でより一層鮮やかに咲き誇るに違いない。
ああ・・・、会いたいのである。

雨滴を装う姿はさぞ可憐であろうと思うのである。





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                     荒野人