いつの間にかヒガンバナが咲いていて、涼風が身にしみてくるのである。

都会の花であっても形正しく咲くのが植物の生命力なのだけれど、最近は突然変異で奇形の植物も増えてきた、と聞く。
例えば、葉の数が違うとかの例が報告されているのである。

ヒガンバナは全草有毒な多年生の球根性植物である。
散形花序で6枚の花弁が放射状の舌状花をもつ。
誤食した場合は吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にまでいたる。
可憐な花であるけれど、毒性は強いのである。

昨今は、バイオ技術の飛躍的な進歩によって花の色は様々である。

しかし白い花だけは突然変異の為せる結果だという。
花言葉は
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」
「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
である。
赤い花からの連想である。

つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華
山口誓子
ヒガンバナは、別名・曼珠沙華(マンジュシャゲ)と言う。
この表現はサンスクリット語 manjusaka の音写である。
因みに、韓国ではヒガンバナを「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味からである。
美しい呼び方である。

今日は午後から晴れて青空が覗いた。
ここのところ雨の日が多く、緑が鮮やかになって来た。
日高市にある「巾着田」のヒガンバナの早咲き地点では、ここ数日で満開を迎えるという。

3年ぶりに訪ねてみたいと思っているのである。
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荒野人

都会の花であっても形正しく咲くのが植物の生命力なのだけれど、最近は突然変異で奇形の植物も増えてきた、と聞く。
例えば、葉の数が違うとかの例が報告されているのである。

ヒガンバナは全草有毒な多年生の球根性植物である。
散形花序で6枚の花弁が放射状の舌状花をもつ。
誤食した場合は吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にまでいたる。
可憐な花であるけれど、毒性は強いのである。

昨今は、バイオ技術の飛躍的な進歩によって花の色は様々である。

しかし白い花だけは突然変異の為せる結果だという。
花言葉は
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」
「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
である。
赤い花からの連想である。

つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華
山口誓子
ヒガンバナは、別名・曼珠沙華(マンジュシャゲ)と言う。
この表現はサンスクリット語 manjusaka の音写である。
因みに、韓国ではヒガンバナを「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味からである。
美しい呼び方である。

今日は午後から晴れて青空が覗いた。
ここのところ雨の日が多く、緑が鮮やかになって来た。
日高市にある「巾着田」のヒガンバナの早咲き地点では、ここ数日で満開を迎えるという。

3年ぶりに訪ねてみたいと思っているのである。

荒野人