エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋立ちぬ

2012年08月07日 | ポエム
秋立ちぬ・・・いざ詠わん。
秋を詠う候となった。

しばらくは「夏」と「秋」とを感じるのだと思う。
折々に詠うのは楽しい。

折々、折りに触れ、折りから、折しも・・・美しい語感である。
大岡信の「折々のうた」。
朝日新聞の一面のコラムであった。



毎朝、このコラムを読んで身体が蘇ったのであった。
折々のうた」は、日本語(翻訳を含む)の短歌、俳句、漢詩(読み下し)、川柳、近現代詩、歌謡のなかから、毎日1つをとりあげ、それに対する解説を行うというものである。

最終回が6762回目。約4600首を集めた「万葉集」をはるかに上回っている。
大労作である。



風船かずら。
鮮やかな色である。

立秋。







「立秋の風ひとまとめ額の内」


「立秋の和菓子の味の苦きかな」







折しも空には、秋の雲が広がった。
この秋空は、昨日の一雨の後の天空である。



こうした空は好きだ。



     荒野人