エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

女心と秋の空

2012年08月18日 | ポエム
秋の空と夏の空が同居する。
それがこの時期の空である。

昨日は、それが見事であった。
「女心と秋の空」というけれど、それは間違いである。
移ろいやすい女心・・・と言いたいのだろうけれど、実は「移ろいやすい」のではなく悩みの多き女ごころであると理解するのである。

「女心は多感」なのである。
そうした理解で良いのだ。







「その雲の行方も知らず秋の空」


「たおやかな雲の稜線光る雲」







このブログをお尋ねいただいた方も、殆どご覧になられたのではないだろうか。
もしご覧いただけなかったとしたら、時々空を見上げて頂ければきっと出会える空と雲である。



見上げれば、落ちる前の病葉(わくらば)越しの空も見られるのである。
これもまた、風情豊かな景色である。



とまれ、今こそ空を見上げる価値がある。
俄かの夕立も予感できるのである。






       荒 野人