エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蜻蛉

2012年08月15日 | ポエム
蜻蛉の恵みは、季節である。
それも、本当はとびっきりの秋である。

いま、都市部でもトンボが飛び始めている。
自然の営みが感じられるこの頃である。

見上げれば、雲は嶺もあるけれど千切れ始めている。

今日、秋アカネを見つけた。







「赤蜻蛉水面をはじく軌跡かな」







同じ池にしおから蜻蛉もいたのである。
蜻蛉は決まった枝の先に必ず停まってくれる。

写真に撮りやすい昆虫である。
この池の赤蜻蛉は頭部まで見事に赤い。



因みに、この赤蜻蛉は小淵沢で棲息している。
今頃は空一面に飛び交っているはずである。

八ヶ岳の麓は、もう秋の気配に満ちている。
義姉の話だと、もう毛布をかけないと寒くて寝られないと言う。
そうだろうと思う。



     荒 野人