久しぶりに、ウロコ雲の片鱗が空で描かれた。
カンカン照りで無かったからであろう。
こう連日真夏日が続くと、暑さに喘ぐと言うより、暑さを笑ってしまうしかないのである。
だがしかし、昨日は雲が多かったからであろうか、夕刻からは多少涼しくなってきたのであった。
こうした雲は嬉しい。
そうであるけれど、雲の混沌と言わざるを得ない。
スッキリと秋の雲とは言えないのである。
陽がトップリと暮れた頃に涼を求めて散歩に出かけたのである。
「この場所が終の棲家か蝉落つる」
蝉が落ちていた。
落ち蝉という季語は無いけれど、通常は晩夏を指すのだと思う。
からまつの立花さんに問い合わせたところ、晩夏だろうと仰っておられた。
でも、ぼくは初秋としたい気分である。
蝉は、道路の白線部分、街灯の下で息絶えていた。
先ほどまで、頑張って鳴いていたのであろうと気分が沈んだ。
とまれ、この暑さはセミにとっても想定外であったに違いない。
季節の残酷さも垣間見える今日この頃である。
荒 野人
追伸 今日も暑くなりそうである。
御同輩。
くれぐれも無理なさいませんように。
カンカン照りで無かったからであろう。
こう連日真夏日が続くと、暑さに喘ぐと言うより、暑さを笑ってしまうしかないのである。
だがしかし、昨日は雲が多かったからであろうか、夕刻からは多少涼しくなってきたのであった。
こうした雲は嬉しい。
そうであるけれど、雲の混沌と言わざるを得ない。
スッキリと秋の雲とは言えないのである。
陽がトップリと暮れた頃に涼を求めて散歩に出かけたのである。
「この場所が終の棲家か蝉落つる」
蝉が落ちていた。
落ち蝉という季語は無いけれど、通常は晩夏を指すのだと思う。
からまつの立花さんに問い合わせたところ、晩夏だろうと仰っておられた。
でも、ぼくは初秋としたい気分である。
蝉は、道路の白線部分、街灯の下で息絶えていた。
先ほどまで、頑張って鳴いていたのであろうと気分が沈んだ。
とまれ、この暑さはセミにとっても想定外であったに違いない。
季節の残酷さも垣間見える今日この頃である。
荒 野人
追伸 今日も暑くなりそうである。
御同輩。
くれぐれも無理なさいませんように。