エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蝉時雨

2012年08月10日 | ポエム
けだし「蝉時雨」である。
昨日は「空蝉」を見た。

蝉時雨が喧しい。
晩夏と初秋の境目にぼくたちはいる。

立秋は通り過ぎて行ったのである。







「みんみんの嵐となれり午後の風」






いつもの散歩道でミンミン蝉と出会った。
激しく鳴いているのであった。



蝉時雨を楽しんだのである。







「雲の峰たった二色のカオスかな」






雲の峰がモクモクと湧いていた。
こうでなくてはいけない。

白のグラデーションが鮮やかだ。
これでこそ「雲の峰」である。



   荒 野人