エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

この空は何だ!

2012年08月31日 | ポエム
もう8月も終わると言うのに、この空は何だ。
確かに天は高く見えるけれど、雲が違う。
今日は、8月の大晦日(おおみそか)である。







「雲流る行きつく先の冷える空」


「きみは今いずこの空の時鳥草」







見上げたくない空だ。
流れる風はヌルイ。

涼風が吹かなければ可笑しい。
一昨日、向日葵を愛でながら「今年は夕立が無いね」などと話し合ったものだ。



だがしかし、夕立があったとしても蒸し暑さが残るのなら嫌だ。
道路の並木の木々は枯れ始めている。

それは木々が可哀そうだけれど・・・。



蜻蛉が舞っている。
それはそれで嬉しいのだが・・・。

早く「風立ちぬ」と詠いあげたい。



          荒 野人