エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

再建された忍城の相貌

2010年09月25日 | 日記
埼玉県行田市にある忍城は再建された建築物である。



忍城が浮き城と称される歴史的な由来は既に紹介した。



しかし再建された建築物である。
天守閣ではなく「三階櫓」である。



いつの時代にあっても、城郭と言うのは堅牢で断固たるイメージを与えてくれる。
そうしていつの時代も、連想を裏切らないのである。

栄枯盛衰を直接伝えてくれるからである。



1988年2月17日に、本丸跡に行田市郷土博物館が開館したのである。



御三階櫓は博物館の一部として「忍城鳥瞰図」や文献などをもとに鉄筋コンクリート構造によって外観復興されている。



位置や規模は史実とは異なるのだけれど、佇まいはこうであっただろうと思わせてくれるのである。



ここからは、写真だけ楽しんでいただきたい。
忍城跡を散策いただきたいのである。

ぼくがそぞろ歩いていたら、一匹の蛇が植え込みに音を立てて逃げ込んだ。
再建されて間もないけれど、自然が息をしているに違いないのである。



さあ、木戸をそっと押して入って下さい。









忍城は10万石の居城である。







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                     荒野人

大根葉を間引いて食べたのである!

2010年09月24日 | 日記
先月播いた大根種からの双葉・・・そして今の成長ぶりを紹介したいと思うのである。



8月22日に畝(うね)を作り、播(ま)いたのである。



3日後、8月25日にはこんなにも可愛らしく双葉を出したのである。



それから4日後、8月29日にはここまで若葉が伸びたのである。



この段階ではまだ間引きはしないのだ。



9月19日にはここまで伸びた。
この段階で間引きしてあげる。

そして美味しくいただくのである。

お浸しがベストである。
柔らかく、味が素直であるのだ。

季節はいま、秋へと完全に移ろった。



葱の先に赤とんぼがポツンと停まっていた。
赤色が妙に生めかしかったのである。




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花からの連想が広がる

2010年09月23日 | 日記
小さな小さな花屋さんの店先に・・・。



売り物コーナーから外されて、店頭の端っこの置かれていたのは、紫陽花である。
これは「墨田の花火」であるに違いない。



エリカの花である。

 あおーい海を見つめて・・・
  伊豆の山かげに
   エリカの花は咲くという

西田佐知子が歌ったあの花「エリカの花散るとき」である。

エリカの花言葉は「孤独」「謙遜」「幸福な愛」「博愛」である。



スイレンボクの花だ。

睡蓮のような花が咲く木だから「睡蓮木」と命名されたのである。
葉の上に空を指すように蕊(しべ)があって、花弁が横に広がっている。

なるほど睡蓮のようではある。

花言葉は「やさしさ」である。



全体に曇っていたし、異様に熱かったけれど今日の空はこんな感じであった。
視線を落とすと・・・。



入道雲もどきの雲に、世界の共通言語「マクドナルド」の看板がやけに似合っていた。
最近はコーヒーが美味しくなったと聞く。

この空の下、真紅の花が咲いている。



その名も「緋ネム」である。
ネムの花は、上を向いて咲くけれど、これは下を向いて咲いている。

だがしかしネムの花である。
比較的、大きな木が多いネムの花である。

緋ネムは背丈も低く鉢植えで十分に咲いてくれるのである。

花言葉は「夢想 「歓喜」「創造力」である。

松尾芭蕉にこんな句がある。

   象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花
                松尾芭蕉



西施の肖像画である。
西施とは、中国の春秋時代の傾国の美女のことである。
花をこの美女にたとえたのである。

中国の三大美女は、言うまでも無く「楊貴妃」「王昭君」そして「西施」である。
これに三国志の「貂蝉」(ちょうせん)を加えて四大美女ということもある。

小野小町もさぞや!
と思わせる美貌だったであろうと思われるのである。

中国の美女は、傾国・・・国を傾かせるほどの凄さを持っている。

その代表格のもう一人は「妲己」(だっき)である。
中国殷王朝末期(紀元前11世紀ごろ)の帝辛(紂王)の妃である。



葛飾北斎が描いた「妲己」である。
江戸時代の悪女のイメージであろうと推測される。
九尾のキツネも同時に描かれているのである。

古今東西、女性は美しい存在である。

今日は勝手気儘に話が広がって行ってしまった。
読みにくかったら、ゴメン!

である。




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茅屋のコスモスが咲いた

2010年09月22日 | 日記
コスモスがようやく綺麗に咲いたのである。
今日までが、夏の大気。
夕方から雨模様で、秋に移行するのだという。

我慢我慢である。
昨夜の蒸し暑さは耐えがたいのであった。



コスモスが咲くと思いだすのは母の事である。
コスモスが大好きだった母が、コスモスと一緒にあちらの世界に行ったのはぼくが大学2年の時であった。

昨日訃報が届いた。
母の姉が亡くなったのである。



やはりコスモスが伯母を連れていったのである。
今頃、母とあっているだろうか?



青空に映えるコスモスが大好きである。



コスモスは、人を少しだけセンチにさせるのかもしれない。
何だか変な気分である。



今日お見せしたのは、八ヶ岳の茅屋の庭に咲くコスモスである。
今週一杯見ごろは続くのである。




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すすきの穂が輝く季節

2010年09月21日 | 日記
すすきの穂が輝く季節だ。
これが冬になると真綿のようになって風に吹かれていく。

そうした季節感が良いのである。



すすきの向こうは南アルプス。
ここは八ヶ岳の麓のわが茅屋からの眺望である。



信州のそばの花はもう終わりで、そばの実がつき始めている。
八ヶ岳の麓は見ごろを迎えているのである。

秋そばの花である。
実りの秋なのだ。



柿の樹が枯れた枝を見せているのだけれど、それが素敵なオブジェになっている。



秋なのである。



八ヶ岳の麓は、一年を通じて一番気持ちの良い季節を迎えている。



このコスモスはわが畑のはじっこに咲いている。
風に吹かれて揺らぐ姿は、まるでヴィーナス・・・花の精はフローラだ。



そうであるけれど、やはりすすきが美しい。
今だけの銀色の穂が夕陽に輝くさまは何とも言いようのない美しさである。







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