=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「傷口は広げない」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
今取り組んでいる課題が「角材からの円柱づくり」。正方形を八角形に、八角形を十六角形に、それを32角形に・・・・・・とやっていくと、円柱ができるのです。最初は写真のように毛引きで線を引きますが、十六角形以後はもう感覚の世界に突入していきます。おそらく。
そこで我々未熟なものは、とにかく削り過ぎない。失敗したらそれ以上上塗りをせずに、上手い人に渡すこと。この判断力も技術のひとつという意味が、「傷口は広げない」です。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自分はごまかすな」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
例えば、水平な面づくり、直角の作業などをしている際、まだ多少ゆがみがあり正確に出来上がっていないことがわかりながら、それを無視して完成したとしてしまうことを注意している。「自分にうそはつけない」ので、きちんと自分が納得するまで作業を仕上げることが大切。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「思い込みはいけない、常に疑っていけ」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
この台は水平なはず、この定規は正しいはず、といった思い込みはやめ、きちんと確認してから使用すること。さもないと、その後のすべての作業が狂ってしまう。(→「親がめこけたら皆こけた」)車の運転注意の際によく使われる「だろう運転でなく、かもしれない運転でいきましょう」に似ている。
(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「絶対水平、絶対直角」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
音楽の絶対音感になぞらえて。木工では様々な場面で、直角や水平を要求される。その際に見たり触ったりしただけで、完全な水平や直角を感じることができたら素晴らしい能力である。しかしそのような感覚は膨大な経験の積み重ねとセンスが求められるので、普通の人はこまめに定規でチェックすることが大切であるということ。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「家具は引越しのとき一番壊れる」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
「材料」の授業で、「許容応力度」というどのくらいの加重まで椅子が耐えられるかという構造上の強度をきちんと考えて設計するということを学びましたが、実は家具が壊れる多くの原因は、「引越しの際のぶつけ」とのことです。

したがって、製品の設計を正しくするとともに、使用する場合の注意などもきちんとお客様に伝えていくことがトータルなサービスになると思いました。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「調子こいてやってんじゃねー」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
何も考えず、得意げに作業をしている際に注意を受ける。
私は小学校、中学校時代によく使った言葉で、個人的には懐かしさとともに響きが気に入っている。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ナマいってんじゃねー」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
技術が未熟なうちから、上手くできないとき道具のせいにしたりするそぶりをすると注意を受ける。道具などにケチをつけたりせず、自分の技術向上に励むことを勧めている。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「購買意欲をそそらせる木取りが命」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
職人として加工部分をしっかり仕上げるのは当たり前。そのうえでお客様に買って頂けるよう、木目を活かしたり、板はぎでは統一感のある板を並べたりできる人が売れる職人になっていく。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「神代かえで」だけは納得できない

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
教室に各樹種のサンプル板が飾られているが、そのなかにある「神代かえで」だけは、板が間違っているというのが先生の見解。あれだけは寝ても覚めても納得できないご様子で、ときおり「あれだけは違うよな」という言葉を発する。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「隙間なんかは必要悪」

2009年05月25日 | 【師の教え】田中語録
よく引き出しを隙間なくぴっしりと作る人がいるが、木の収縮によって開かなくなってしまう引き出しほど悲しいものはない。とりわけ技術が高くないうちは神経質にならずに隙間が多少あるくらいがよい。(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする