=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

ワンワン八犬士が楽しみ!(南総里見まつり)

2011年09月14日 | 【日記】いろいろ
今年も南総里見まつりが行われます。

ここ館山は、
南総里見八犬伝の舞台であったことにちなみ、

武者行列や火縄銃演舞

各地の山車、屋台、

それに今年は、東北地方も含めたB級グルメが並ぶそうです。

日程は、
10/1(土)、2(日)

ですが、
山車のパレードなどは1日(土)なんで、1日の見学をオススメします。


→南総里見まつり公式HP


里見まつりでは、

毎年、八犬士に扮する方を全国から公募していて、

一緒に、

犬の八犬士も募集しています。


実は私はこの犬のほうが楽しみ。

毎年パレード出発前の犬たちと駅前で戯れていました。
今年は少し場所が変わるのでどうかなあ。
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秋の夕暮れ

2011年09月14日 | 【志事】独立を選んでからの日々
猫じゃらしが、

夕方の薄暗い中、逆光でおぼろげな雰囲気をかもし出していました。




でも、まだまだ日中は暑い!
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削ろう会川越大会

2011年09月14日 | 【出張】
本年の削ろう会は川越でした。

今回は私も宿泊はできず一日目のみの参加でしたので、

講演会と道具買いであっという間に半日が終わってしまいました。


講演会には現代の名工、
とりわけ、飛鳥斑鳩の最後の宮大工といわれた西岡常一棟梁の内弟子「小川三夫さん」のお話が聞けるというとても貴重な機会でした。

小川さんは、

薬師寺東塔をはじめ、今まで携わってきた建築をスライドで見せながら、

古代の建築も、美を追求し、
直線、直角を守るだけでなく、人間の目の錯覚を考慮して、微妙に傾斜をつけている例(薬師寺の塔も左右の柱は内側に21ミリ倒れているなど)
また「木は生育のままに使え」という宮大工の教えのとおり、
「南側に節(枝が生えていた)がある柱を使っている事例」
などをお話いただきました。


続いては、

山口県岩国の錦帯橋を代々架け替えてきた大工、海老崎さんのお話。
木造で渡す橋は、100尺(およそ30メートル強)は不可能といわれている中で、
この錦帯橋は橋間が40メートルくらいある、きれいなアーチがついた橋です。
でも木造のために、
50年に一度架けなおしをしなければいけないのですが、
それを先祖代々担ってきたのが海老崎さんのお宅だそうです。
少しずつ木を組んで伸ばし、アーチを作っていくのはとても大変な仕事であることが
ビデオから感じましたが、
また同時に大変名誉な仕事だと思いました。
しかし、50年に一度の橋の架け替えだけでは飯を食っていくことはできないというのも
偽りない現実だそうです。

→岩国錦帯橋


最後は、
和釘づくりの白鷹さんです。

日本の古代から現代に至る和釘の変遷を独自に研究されていて、
意外にも、すでに中世から釘の質の低下が始まっていて、
安土桃山時代の釘は見た目重視の成金主義と評価されていました。
「昔のものはいい」
とは一概には言えないようですね。


いずれのお三方も、
生粋の職人でありながら、トークもうまい!

多くの職人をまとめたり、技術を伝えていくには、
こうした能力も必要で、
それを兼ね備えた稀有な方々だったと思います。


町を歩いていると、
「今日は、こんなイベントがありますよ」と削ろう会を教えてくださる方もいて、
削ろう会川越大会は、
川越商工会をはじめ、町一丸で取り組んでいる感じがしました。
実行委員会、事務局の方々ありがとうございました。
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川越まつり会館

2011年09月14日 | 【出張】
(昭和57年の味のある川越まつりのポスター)


川越は、

蔵のまち小江戸として、魅力を集めているところです。

そこには、豪華絢爛な江戸型山車もたくさんあって、なおさらその魅力を高めている町です。


週末、川越に別件があったので早朝に館山を出て、
電線が埋設された蔵の残る街並みを散策してきました。






中でも私の目的だったのが、

「川越まつり会館」

過去、岸和田のだんじり会館を見学したことがありますが、
そこに勝るとも劣らない博物館でした。

その入り口はいたって普通というか、
この地域一帯は伝統的建築物保存地区になっているので、
昔ながらの建物の雰囲気で、かつ高さ制限もありますから、
街並みとあわせた古い商家の建物といった感じです。

この民家の建物のようなどこに山車が飾られているかというと、
入り口から入ると、なだらかに下降している通路を下りていくんですね、
すると、大ホールが現れ、そこに2台の現役山車がきらびやかに飾られ、
ショーケースのようなガラスの中でスポットライトを浴びながら佇んでいるんです。

さきほど申し上げたとおり、伝統的建築物保存地区のため建物の高さ制限があるので、
上に上げられないぶん、下に掘り、山車+人形の高さ8メートル超の天井高さを確保したのです。



(ボケてますけど)

ここでは、
毎週末、お囃子の上演を各囃子連が当番で行っていたり、

地域のお祭り好きな方が個人で作ってしまった本物の山車があったり、



いろいろ楽しめます。

中でも私が関心させていただいたところは、
恐らくはボランティアに近いであろうシルバーの方々のガイドです。

「お時間はありますか?」

といった問いかけから始まり、
地元民として熱くならない程度の解説などが、参観者には心地いいと思います。

ありがちなのが、
あまりに祭りを愛しすぎて(それ自体はいいのですが)、他所からの来訪者に熱くとうとうと自分のお祭り観を語りすぎてしまう地元ガイドもいたりするものです。

いくらボランティアでやっているからといっても、
自己満足に陥り、観光客がに嫌気がさされたりしたら元も子もありません。
このあたりのソフト面の充実さも開館8年あまりの経験が積もっているのかもしれません。

市が建設されたそうで、
建設、運営資金が入館料だけでまかなわれているとは思いませんが、
蔵の街+小江戸まつりに集中して、まつり会館も妥協せずに最高の施設とした点は、
すばらしいと思います。


上記+その他の「いいね」ポイント

・入り口が普通の商家づくりで、いい意味で期待を裏切る施設の充実
・展示ホールにたどりつくまで、地下まで掘ったなだらかなスロープを歩いていくところが期待感の増幅効果があるように思える
・まどろっこしいお祭りの説明や資料は後にあって、まずは本物の迫力を感じてもらう流れが、「体験から入り理解する」という順番でいいと思う
・山車の後ろ側もスロープで登りながら見ることができ、山車を360度違った高さで見学できる
・ガイドの方々の適切な対応

提案としては、

・もう少しお土産売り場があってもいいと思う
・お祭りが来月に迫っているので、それをもう少しPRしたらいいと思う

などを感じました。

以上、まつり会館レポートでした。

→川越まつり会館HP
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