「10日間アートチャレンジ vol.7」
いざパキスタンへ「誤算の先入観」
~
2009年当時の話だが、連日の自爆テロの報道により私は入国する前からガッチガチ。
少しでも西側諸国の人間と思われてはいけないと、
目的地に着くまでは、できるだけ人と関わらない、会話しないとだんまりを決めこんでいた。
でもどうしたって腹はすく、飯は食べないといけないから街の市場に出てみる。
すると私は感じた。そして街の人との何度かのやりとりから「この人たちすげー親切」ということをほどなく理解した。
先入観というものがいかに無用でいい加減なことかということを知る。
ただ一方でイスラマバード滞在中私がチェックアウトしたホテルから数百メートルのところでも自爆テロが発生していることもまた事実。
旅の途中のドライブイン、トラックで移動する家族を見かけた。
遠くを見つめる弟の視線はなんだか大人っぽく、
そして私を見つめる姉の視線は刺すようにするどい。
先入観は無用だが「この国には拭い難い厳しい現実がある」ということも忘れてはならないと思った。
いざパキスタンへ「誤算の先入観」
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2009年当時の話だが、連日の自爆テロの報道により私は入国する前からガッチガチ。
少しでも西側諸国の人間と思われてはいけないと、
目的地に着くまでは、できるだけ人と関わらない、会話しないとだんまりを決めこんでいた。
でもどうしたって腹はすく、飯は食べないといけないから街の市場に出てみる。
すると私は感じた。そして街の人との何度かのやりとりから「この人たちすげー親切」ということをほどなく理解した。
先入観というものがいかに無用でいい加減なことかということを知る。
ただ一方でイスラマバード滞在中私がチェックアウトしたホテルから数百メートルのところでも自爆テロが発生していることもまた事実。
旅の途中のドライブイン、トラックで移動する家族を見かけた。
遠くを見つめる弟の視線はなんだか大人っぽく、
そして私を見つめる姉の視線は刺すようにするどい。
先入観は無用だが「この国には拭い難い厳しい現実がある」ということも忘れてはならないと思った。