=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

好きな音楽

2022年07月06日 | 【日記】いろいろ
まだまだ予断を許しませんが、今年は3年ぶりに房総の祭りが行われます。
規模や時間を縮小して従来通りというわけにはいきませんが、それでも屋台を引っ張り、太鼓を叩いたり笛を吹けることはうれしいです。

令和生まれの息子にとっては初めての祭り!
5月にあったイベントの祭りでは、
「あっちいく と言って自ら山車に向かっていく」
「太鼓の真下でも音に怖がらない」
「自分の膝の中で一時間くらい山車を眺めたりお囃子を聞いていても飽きない」
「帰ってきてから、太鼓バス(バスが好きな息子にとっては太鼓のついたバスのような大きな乗り物)に乗りたい、太鼓叩きたい」
など、反応は上々(笑)

私はピアノが弾けるわけでも、
「NO MUSIC NO LIFE」と叫ぶほどでもありませんが、
それでも人間にとって音楽が必要で、大きな魅力があり、心と体が喜ぶものだということは理解しているつもりです。

JPOPでもKPOPでも洋楽でも、ピアノを弾いたりバンド活動したり、書斎やカフェで好きな音楽に浸るのもいいですが、
もし自分の好きな音楽のひとつが地元のお囃子だったら、どんなに素晴らしいでしょうか。
小さなころから聞いて体に染み込んだリズム、大人になっても忘れない太鼓、聞いたらわくわくしてくる笛の音など、
そんな音楽を持っていたらとても幸せだと思います。
私の中では沖縄の民謡やエイサーがまさしくそれで、
三線のリズムが聞こえれば誰でもあの手をクネクネさせて踊りだす(実際には沖縄生まれでも馴染みのない人もいらっしゃるかと思いますが。。)

その昔私は都心でサラリーマン生活をしていたころに笛を習い始めましたが、マンションの中で笛の練習をするわけにはいかないので、週末にはカラオケボックスなどに行ったものの、平日は毎朝近所の広めの公園や橋の下などに行って練習していました。
それでもときどきクレームは入ります。
公園で練習しているとツカツカツカと一人の女性がやってきて一言「うるさい」とか、(けっこう怖いです)
橋の向こう側から「夜番あけて俺は今から晩酌して寝るんだ!うるさい」(朝なのに晩酌なのかとツッコミながら)など。

でもあるとき近くの専門学校の学生が通りかかり、話しかけられました。
「ときどき聞こえてきたのですが、この笛って房総の祭りですか?」
ヤバい、またクレームかもと思っていた私だったので、こんな房総から離れた都会で知っている方がいたことに驚き、同時にとてもうれしくなり、
「はい、そうですよ」と答えました。
学生は、「いいですねー、とても懐かしくなりました」
と言って去っていきました。

祭り好きな親としては子供にも好きになってもらい一緒にやりたいという思いはありますが強制はできませんし、
正直言って、祭りって閉鎖的な一側面があることも事実だと思いますし、けっこう面倒くさい💦
でも今の現代、地域の老人から子供までいろいろな世代が交わえる機会ってあんまりないし、
嫌な奴もいるだろうし、理不尽なこともあるだろうし(今はないだろうけど突然太鼓のバチがとんできたり)、意味不明な喧嘩が勃発したりします。そんなことを経験しながら子供は世の中や社会を少しづつ学んでいけるのかもしれません。
そして毎年同じ旋律を奏で太鼓をたたきます。

今週末から太鼓の練習も始まります。
今年は息子と一緒に祭りを精一杯楽しみたいと思います。
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