=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

空飛ぶ木片

2009年06月04日 | 【安全情報】ヒヤリハットり君情報
今週から、木工加工機械の説明の授業が始まっています。

直径約30センチの刃物が高速回転する様は、たしかに恐怖です。

しかも、恐怖はさらにあります。

切削しようとする木材が、ぶっとんでいってしまうことがあるからです。

実際に起こった事件では、その飛距離およそ10メートル。

写真1

手前にある機械から、奥の壁まで飛んで、ご丁寧に壁を破壊してくれています。

写真2

その破壊された壁

原理は、刃物とはいえ高速回転をしているものに、木材という物体をぶつけていくわけですから、衝突の勢いで一方がはじきとばされることもあるというものです。

理由としては、

1.木が反って刃物を挟み込んでしまうケース
  →面倒ですが割刃をきちんとセットする。

2.板がまっすぐ刃物に当たっていかないと、円運動をしている刃物の後ろの刃も木を切断することになり、それによって板が上に跳ね上げられてしまうケース
  →機械の定規を正確にセットする。

3.材料に凸凹があり安定しないために、弾き飛ばされるケース
  →勝手墨をわかりやすくつける(田中語録参照

があります。


木片が空を飛んでくるのですから、怪我ではすまないこともあるでしょう。

要注意です!!
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