餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ケガと言えば

2006-08-02 22:59:47 | 本と雑誌
小沼燦「金魚」読了。
1983年の本ですが「金魚」が書かれたのは1976年。
主人公のあや子が白カビのわいた金魚を何とか治療しようと四苦八苦する姿が描かれています。
子供の頃ちょっとだけ飼っていた金魚のことを思い出しながら読みました。今みたいにアクアリウム関係の用品は揃っていませんでした。グリーンFとかなかったんでしょうね。あっても売っているような専門店はなかなかなかったでしょう。
金魚がかゆさで体を石に打ち付けて横腹がふくれています。あや子さん最初は塩水につけていましたが、怪我がひどくなると赤チンキを塗っていました。そしてヒレのところをおおきく空けた包帯を巻いていました。大丈夫かなと思いつつ、まだまだ治療のシーンは続いています。
時代によって方法は色々変わりますが、なかなかここまできちんと向き合えないです。