餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

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2006-08-13 23:38:06 | アート・文化
昨日の続き。京都国立近代美術館の常設展ようやく見られました。長谷川潔の版画と油彩15点。残念ながらお目当ての魚は今回無し。でも念願かないました。
それに面白い企画展をしていました。美術館利用者の中からぜひ鑑賞したいと言う作品を募り、それを実現しようと言う試みです。希望作品とその理由が書いたリストが楽しかったです。実際の作品の前で読むと楽しさ倍増。最初は気にとめなかった女の子の彫像。彼女がいつもそこに座っているので、いつの間にか来る度に話し掛けるようになりました。しかし、そのうち別の展示になり最近はずっとそのスペースが閉じられている。可能ならば、もう一度彼女と同じ場所で会いたい。
うんうん、いつでも会うお馴染みさんっていますよね。私も兵庫県立美術館からジョージ・シーガルのラッシュ・アワーが消えたら嫌です。
あとマティスの「鏡の前の青いドレス」やマン・レイの「アングルのヴァイオリン」などがありました。おおっ。今度から近くに来たらなるべく寄るようにしましょう。
今日は薫葉さんのW会議に参加。皆さんの力作を読ませてもらいました。
有栖川有栖「乱鴉の島」読了。てっきりあの二人が…だと思ったのに。そこまでSFではなかったですか。


リベンジ

2006-08-13 00:09:18 | アート・文化
お墓参りに行って来ました。その後で京都国立近代美術館へ「富本憲吉展」を観に行きました。
焼き物です。人間国宝です。実は今回愉しみにしていたのは常設展示。前に来た時に時間がなくて見れなかったのですが、この美術館が長谷川潔を所蔵しているのを知って悔しかったので(3/26)。
しかし「富本憲吉展」を観てあれ?この既視感は。バーナード・リーチ展に来ていたものと同じものがこっちにも来ていました(5/28)。バーナード・リーチと交流があった人です。さらには英国に留学時、ウィリアム・モリスの工芸思想に触れたとか。ウィリアム・モリス展ついこの間行きましたよ(7/23)。工芸に興味は薄いと思っていたけど色々つながっているのね。今年は良く出会います。
「模様から模様を作らず」が信念。古来の紋様ではなく庭先にあった植物を図案化しパターンに起こしています。確かにモリスです。でもこっちはあからさまに幾何。イスラムのタイルに近いものがあるかも。シダの葉を菱形にアレンジして全面を埋めたり、4弁の花で格子を作ったり、圧巻です。
色々観てみるものですね。