遊んでいるのか遊ばれているのか

森博嗣「θは遊んでくれたよ」読了。
昔インターネットがつなぎたい放題になった時嬉しくてあちこち回りました。その時人工無能の部屋というところに迷い込みました。コンピューターが会話を学習していき返事をするというものでしたが。面白そうなので少し話してみましたがこれが異常に疲れる。子供がなぜなにを連発する時期がありますが、あれより会話がなりたちません。最初に名前を打ち込んで「こんにちは」と言えば会話が始まります。止める時は「バイバイ」。通じるのそれだけです。後は何か言う度に「～とは何ですか」という言葉の応酬です。
ここに出て来る知能はだいぶんマシです。
人間が会話に費やしているアルゴリズムってすごいよね、と変なところで感心してしまいました。
シリーズの全体像がちらちらと見えるような見えないような。