餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

人騒がせな落書き

2008-11-01 23:57:36 | 映画
個人的に今年は「神様のパズル」の年だと思いました。映画見に行ってスプリング8のホームページを見たり原作を読んだりしているうちに世界最大の加速器LHCが稼動。ほえー、と思っていたら今度は日本人のノーベル物理学賞受賞。内容をみたら「対称性の破れ」って映画で市原隼人さんにレクチャーしてもらったところですよ。重なるものです。
それとは別に先月は「フェルマー」の月でした。フェルマーさんがディオフォントスの「算術」書き込みにメモした証明なしの結果。後々難問として有名になります。
たまたま「フェルマーの最終定理」と知らずに本を読んだのですが、一週間後くらいに会社の友人がこれまた「フェルマーの最終定理」の本を読んでいました。珍しい。そんなの読む女の子はいないぞ。私は知らずに読んだだけなので。ヴェイユはひどいってことで見解が一致しました。
その子と映画「容疑者Xの献身」を見に行ったのですが、石神がアンドリュー・ワイルズに似ているねと言う話に。ワイルズは一人でひたすらフェルマーの問題にとりくんだ人です。もっともワイルズは最後の段階で協力者の助けを求めます。さらっと聞いただけなので聞き取れなかったけど湯川先生が愛について説明できないって例を出した式が、なんとなくフェルマーの最終定理に聞こえました。ちょっと重なっているなと。
内容はわからないけど結果はドラマなんですよね。一昨年に読んだ「オックスフォード連続殺人」にもワイルズがちょっと登場しています。