中脇初枝「祈祷師の娘」読了。
タイトルを見て勝手に巫女さん萌えのような世界を想像してしまいました。すいません、真摯な生き方の本でした。読んでいて何だか締め付けられるような痛さを感じるのですが、つい読み進めてしまいます。祈祷師の家に育ちながら家族の誰とも血のつながりがない中学生の春永。自分だけ能力がないのを自覚し、家族の中に居場所を失っていきます。
能力の欲しい彼女には能力がなく、能力がいらない人間に能力がつく。神様は不公平です。わかってはいたけどね。さて、どう折り合いをつけたもんですか。
タイトルを見て勝手に巫女さん萌えのような世界を想像してしまいました。すいません、真摯な生き方の本でした。読んでいて何だか締め付けられるような痛さを感じるのですが、つい読み進めてしまいます。祈祷師の家に育ちながら家族の誰とも血のつながりがない中学生の春永。自分だけ能力がないのを自覚し、家族の中に居場所を失っていきます。
能力の欲しい彼女には能力がなく、能力がいらない人間に能力がつく。神様は不公平です。わかってはいたけどね。さて、どう折り合いをつけたもんですか。