餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

達磨さんが転んだ?

2015-11-29 22:54:09 | アート・文化
「フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」に行って来ました。
ここ時代をまたがって揃えてあります。鈴木春信が綺麗。「やつし芦葉達磨」、やつしは見立てたということでしょうか。達磨大師が水に浮いた芦の葉に乗って川を渡ったという逸話があるらしいのですが、それに見立てた美人画です。達磨さんのような赤い服をはためかせて女の人が芦の葉に乗っています。印刷で見るとちょっと格子の入ったただの赤い服なんですが、近くで見ると空摺で細かい模様が入っています。美しい。やはり本物を見たほうがいいです。着物とか凝った模様が印刷だとただの白だったりしますから。大胆に思える写楽とかも線は意外と繊細。背景がただのグレーではなく光っています。あまり見ることのない上方の合羽摺も見ました。色んな技術があるのね。