谷川俊太郎さんが亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りいたします。「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」のタイトルはすごく好きです。背表紙川柳に使った「詩人なんて呼ばれて」は谷川俊太郎さんの著作です。変な川柳に使ってすみません。
大矢博子編「放課後推理大全」読了。
城平京「岩永琴子は高校生だった」どこにも所属したくない岩永琴子とミステリ研に引き入れたい部長天地学の攻防戦です。
友井羊「カトルカールが見つからない」保健室の名探偵。
初野晴「アスモデウスの視線」ハルチカシリーズ。「初恋ソムリエ」は読んでいないなぁ。
米澤穂信「ない本」ビブリオミステリ?図書館で本を探すミステリ。
有栖川有栖「瑠璃荘事件」良いタイトルです。例え瑠璃荘が安下宿だとしても。
金城一紀「永遠の円環」それは確かに古い殺し方です。
栗本薫「伊集院大介の青春」一番古い1970年代の大学です。安保闘争で大学がロックアウトしている時期。この間戸川さんの講演で耳にしたぞ(11/9参照)。
時代も雰囲気もバラバラですが、たしかに学生だというミステリー集でした。重いのも社会派もありますが。
朝月アサ「転生令嬢ヴィオレッタの農業革命2 美食を研究していたら、氷の公爵様に溺愛されました?」読了。
自国領の農作物を収穫up、ヴォルフズ領の侯爵と政略結婚した後はヴォルフズ領の収穫量もupさせたヴィオレッタの話の第二段です。ヴォルフズ領は王都より寒冷地。育ちが悪い作物も色々。でも前巻で甘カブ(サトウダイコン)を見つけたヴィオレッタは黄金糖を作り出すことに成功。今回はその黄金糖をいかに王都で広めるかという話です(?)。しかし甘カブの種は貴重なのに発芽が不安定。直播ではなく苗栽培にしたいところですが、ポットで育てて根が底に当たると育ててもそれ以上伸びない。それなら底なしにしたら?とヴィオレッタは底のない紙筒で種を育てていました。すごいアイデア。いや、旦那様のエルネストの王都の仕事バージョンもちゃんとあります。