三上延「百鬼園事件帖」読了。
「ビブリオ古書堂の事件手帖」の三上さんが書く文豪内田百閒に関わる怪異とミステリーです。食事は美味しいがコーヒーは不味い不純喫茶と言われている「純喫茶 千鳥」で印象の薄い学生甘木はアイスクリームを食べているドイツ語の先生に会います。どうせ覚えられていないだろうと思ったら先生に名前を呼ばれこっちの席に来ないかと誘われます。愛想のないその内田榮造先生は作家でもあるようで。その先生に付き合ううちに先生の回りには怪異が付きまとっていることに気が付きます。夏目漱石の背広や芥川龍之介の絵や。未来を話すくだんの話とか。雰囲気がばっちりです。内田百閒さんは読んだことがないですがそういう話を書いていたのかと。挿絵は美術館でよく見たのですが。谷中安規さんだ。童話みたいな感じでした。たまには読んでみようかな。
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