餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

墨跡

2007-02-08 22:51:00 | 本と雑誌
中里恒子「家の中」読了。
きちんと家事をこなしている人の話は気持ちがいいです。人は自分にないものに憧れるといいますから(おいおい)。小説のような自伝のような。日々暮らしていく中で家の中に積もっていったものを見つめる考古学のお話です。
板に墨で名前を書いて表札にする。墨の部分だけ腐らないので風雨にさらされ木目が立っていくと字だけが浮き上がる。味があるなと思いました。
以前「おおふじひっこし大作戦」という本を読みましたが、痛みやすい藤の木を移動させる話でした。腐りやすい木の傷をどうやって直すか?困っていた樹医さんの耳に入って来たのは古代の木簡が見つかったニュースでした。鮮やかに残っていた墨の跡。墨は腐らない!樹医さんは木の傷に墨をぬっていました。
どこかのお寺で秋草の絵の輪郭だけ残り木目が立っていた戸を見たことがあります。
身近な歴史も時に遠くに飛んでいくなと思いました。


微速前進

2007-02-07 23:52:49 | 川魚
いったん落ち着いてからは全然動いていないと思っていたラルクとシェルですが、ラルクは奥を向いて奥側に、シェルは左壁を向いてちょっとうつむき手前に少し移動していました。
二人とも無口で全然コミュニケーションがとれません。ボディランゲージもほとんどなし。貝と対話はまだまだ前途多難です。


冬来たりならば

2007-02-06 22:46:49 | 金魚
金魚の飼い方の本を見ていました。水温が10度以下になるようならヒーターを入れましょう。
やっぱりそうか、うちの水槽にはどれもヒーターがありません。我が家の方針が「強くなければ生きていけない」だからです(マーロウか)。キャンディーズなんて金魚の王様と言われ、よそでは蝶よ花よと育てられるのにうちでは野ざらしです。厳寒期に氷がはると飯抜きです。えらいところに来たね。
あ、フォローもあった。ヒーターを入れない場合は、えさの量を少なくする。えーと、ランは底でじーっとして冬眠モードですが、スーとミキは普通に食べているんですけど。まだ氷ははりません。でもそろそろ絶食の時期かな。


再会

2007-02-05 23:21:16 | アート・文化
昨日の「夢の美術館 大阪コレクションズ」作家あたりの点数は少なかったですが、なかなかいい絵がかかっていました。モディリアーニが一点、マグリットが一点、エルンストが二点、ダリが一点。
マグリットは「レディ・メイドの花束」という作品でした。後ろ向きの紳士の背中にボッティチェリの花の女神が描かれています。
以前JR通勤だった時、この絵のポスターを見ながら通っていた時期があったんですよ。ポスターは「ルネ・マグリット展」ようやく来るんだー、絶対行くぞーと愉しみにしていました。来なかったんですけどね。開催数日前です、震災が来たのが。
避難所で窓の外がオレンジ色なのを見ながら、美術館は無事なんだろうかと考えていました。もう搬入されていたのか、燃えたり傷付いていないか、そんなことになったら国際的損失だぞと冷や冷やしていました(いや、しっかり寝ていて周りの人に感心されていたらしいけど)。
その年の3月に展覧会は無事大阪梅田の大丸で行われました。無事だったのねと安心した覚えが。この絵は大阪にあったですか。そしてまたこうして会えたりするわけです。また今度ね。


吹き替えは爆笑問題

2007-02-04 23:03:44 | 映画
大阪市立科学館で「エンカウンター3D」という立体映像を見ました。博士がすごい3D映像を開発したという設定で、これまでの3Dの歴史など紹介してくれます。ハリウッド作品やUSJのターミネーター2の映像など出て来ました。クライマックスを集めてあったりジェットコースーターの映像などでかなり酔えます。前進はいいけどバックはやめて。見終わった時ふらつきそうでしたが前にいた女の子がふらついていました。食べた後には行かないように。
その後国立国際美術館へ「夢の美術館 大阪コレクションズ」へ。これ大阪にあったのねー、とちょっと大阪を見直しました(いや、見損なっていたわけではありませんてば)。