映画「ブックセラーズ」を見て来ました。
本屋を殺すのはアマゾンかKindleか。世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側からブックセラー達の世界を捕えたドキュメンタリー映画です。ニューヨークでもやはり書店の数はだいぶん減っているそうです。古書店が生き残るには最高か最低か唯一か。高い本か市場より安いかそれしかない本ですね。今や希少本がネットで変える時代。古書店としてどうするか。若い人が本を読まないと言うのも日本と一緒ですが、地下鉄で本を読んでいるのは20代、40代はKindleと言うのにほほうと。いいやんか。「7年前のパソコンのファイルは開かないが、500年前の本は開くし読むことが出来る」にそうだそうだ。古いパソコンの文章が取り出せないのよ(知るか)。古い化石の本が良かったです。実物大。大きい魚は図版も大きくなります。パタパタと折り込みを開いて見せてくれました。すごい個人図書館も。ファンタジーかSFの世界です。デビット・ボウイひどい。
映画「にしきたショパン」を見て来ました。
たぶんローカルな映画です。プロの演奏家を目指す幼なじみ高校生の二人。男の子は技巧派女の子は感情派。震災を機に運命が変わっていって。展開はベタかもしれませんが、男の子のひねくれ方が独特。実際の音大生の人がしているのかな、と思ってました。ヒロインは当時音楽高校、男の人は鍵盤触るの初めてだそうで。すごい。弾いているかと思った。阪神のあの辺ってモダン建築が色々あって楽しいです。うんうん、松林あるある。
エンドロールが終わって出ようとしたら一番前に座っていた男の人に「ありがとうございました」と声をかけられました。・・・しばらくして出てから気がつきました。映画関係者の人だ。たぶん主役の人。何でここに?監督の方もいらしたようで外でサイン会と撮影会になっていました。帰らないといけなかったのでその場を離れましたが、サインもらえばよかったかな。
杉村喜光文/大崎メグミ絵「モノのなまえ事典」読了。
これ楽しいです。知っているのもあったけどそれに名前があったとは。バッグクロージャー君ともう一人(誰?)が案内してくれます。気に入ったのは原稿用紙の真ん中にある間に2つある模様。「魚尾」と言うそうです。そう言えば魚の尻尾にみえるよ。さかのぼること江戸時代、木版で刷った紙を半分に折って本にするときの目印になっていたとか。必要だったのね。