時々ネットがつながらなくなります。これは2/2分。
映画「グッドバイ、バッドマガジンズ」を見て来ました。
出版社に入社したと思ったらアダルト雑誌部門に入れられた女の子。しかし何か月もいるとすっかりたくましく。用語がバンバン出て来ます。でも雑誌の衰退は止められず。東京オリンピックがあるというので大手コンビニからアダルト雑誌が消えます。最後はちょっとホラーですか?って感じでした。まあ主人公がたくましそうなのが救いです。
昔通りすがりに古本屋さんがあると入ったら普通の大学生らしい好青年が店主のおじいさんに隠しているレーベルを出せと詰め寄っていたのに引きました。店主がないと言っているものまで買いたいのか。古本のアダルトコーナーに警察が検査に入るのもどうかと思っていました。コンビニにあるようなのしか置けないのにコンビニは止めない。逆でしょうと思いましたが。うんと入りづらいところでだけ売ってください。コンビニや未成年が入れるコンテンツで出したらだめです。大人の楽しみでないとね。
本や雑誌が無くなるのは嫌です。ちゃんと市場があり、ちゃんと買える人が買えるようなシステムがあるといいのですが。
映画「チョコレートな人々」を見て来ました。
予告編も何も見ず、あ、チョコレートのドキュメンタリーかなと見ました。あれ。もしかしたら産地の過酷な状況とかかなと思っていましたが、別の意味で過酷かも。愛知県豊橋市の街角にある久遠チョコレートのお話でした。はじまりは2003年、26歳の夏目さんが3人のスタッフと始めたパン屋さん。体の不自由な人でも働ける職場をと考えたのですが、パンは単価が安くとにかく働きづめの職場。スタッフにちゃんとした給料が出ません。そこで出会ったのがトップショコラティエの野口和男さん。チョコレートはそれこそ工程が複雑ですが、それぞれの工程のプロにはなれると分担を分けて開始。人にあった工程についてもらうことで高級チョコを作っていきます。何だか「ビッグ・リトル・ファーム」を思い出しました(2020.5.27参照)。職場に人を合わすのではなく、人に職場を合わすのね。大変です。
穂波晴野「吉祥寺うつわ処 漆芸家・棗芽清乃の事件手帖」読了。
壊れた土器の話から始まります。課題のため大学付属の博物館に行ったら土器が割れていて、麻冬は割った犯人にされてしまします。何の弁解もできぬままもやもやと歩いていてお店の張り紙に目を止めます。「壊れモノ、繕います。」それが棗芽のお店木蓮陶房でした。棗芽は話を聞いて真相を見抜きます。棗芽さん漆芸家なのですが、今は作品は作らず繕い物だけしているようです。その謎がわかっていきます。漆芸っていうのがいいですよね。
映画「金の国水の国」を見て来ました。
漫画も良かったけど映画も素敵でした。あの世界観をどう映画にするのかと思いましたが、金の国がちゃんと美しかった。水の少ない国なのに、王宮にとてつもなく広い水連池があるのがさすが王宮、って感じでした。あの子犬はゴールデンレトリバーだったのかな。設計士の人が安藤忠雄さんにしか見えない。こだわりの人ですね。楽しかったです。
これは1月30日分です。
紅葉の鉢にまた白い粉が。水を大量に流してこぼします。ゴミももわもわと浮いてきました。とにかく取る。水流でメダカがちょっと上に。すぐ見えなくなりましたが。餌は少なめにしておきました。
烏丸紫明「ニシキタ幸福堂 なりゆき夫婦のときめきサンドウィッチ」読了。
とにかく出て来るサンドウィッチがおいしそう。勉強のため食べに行っているところもおいしそう。こっちは本当にある喫茶店なのかな。行ってみたいです。主人公もサンドウィッチってどこもそう変わらないってイメージがあったみたいですが、わざわざ行きたくなるところがあるのね。しかも全部食べるまで通うって…。まあデザートは押さえたいよね(こらこら)。
原因不明でネットにつながらず。ようやくネットにつながったよー。これは1月29日分です。
「大阪の日本画」に行って来ました。初中之島美術館です。人が多くてあきらめた岡本太郎展とは打って変わってすいている。楽々見ることが出来ました。大阪の日本画って親しみやすくていいと思うのですが、これが見たかったという強烈な吸引力がないのね。竹内栖鳳さんの斑猫を見にわざわざ東京に行ったけど、そういうのはない。生き物も植物も親しみが持てるし女性も子供も可愛いだけじゃない人間味があります。商人が床の間にかけるために発展したというのに納得。画壇の地位を上げるためじゃないのね。京都とはまた違う感じです。図鑑のような精緻な鯛が荒波を泳いでいるのが楽しかったです。
プラネタリウムで「火星を歩く」を見ましたが記憶になし(またか)。心地が良すぎるんです。
門井慶喜「定価のない本」読了。
ほのぼのしたミステリーかなと思ったら骨太な歴史ミステリーでした。戦後の混乱期、今までの文化はダメだと皆が西洋に走り始めていた頃歴史的価値のある本が次々安く売られていきました。日本の文化を手放してはいけないと頑張った古本屋さんたちの話です。物語も大切ですが、土地の台帳も大事。古い歴史の証人です。青森の文士も現れます。主人公のしようとしたことを考える時タイトルの意味が重くのしかかります。助けてくれてありがとう。