きょう(4日)朝7時の自宅前の積雪は10㌢ほどだった。その後も断続的に雪が降り、大雪警報が出ている。午前中の気温は1度。金沢地方気象台の降雪量予想(4日6時時点)によると、きょう6時から18時までの12時間の積雪量は金沢の平地で10㌢から20㌢、さらにきょう18時からあす6時までの12時間で10㌢から20㌢の積雪予想となっている。単純に計算すると、金沢の平地ではあす朝までに多いところで40㌢ほど積もるようだ。
朝9時に開店するスーパーが近くにあるので買い物に行くと、開店まもなくの時間にもかかわらず混雑していた。普段だったらそれほど客はいない時間帯なのだが、昼前や夕食前の時間帯のあの混雑ぶりだ。大雪になる前に買い物を早く済ませておこうという消費者心理が働いているのだろう。そう言う自身もそのために店に入った。
何しろ雪が積もれば積もるほど予想外のことが起きる。たとえば、よく使われる言葉で「スタック」。車の立ち往生のことで、英語で「stuck」。とくに、雪道のわだちに入ってしまい、車の底が雪上に乗り上げて立ち往生する。そんな時はスコップで車の底の雪を除き、他の人に後ろから車を押してもらいながら前進するとなんとか抜け出すことができる。雪国の人たちはその場面をよく理解しているので「お互いさま」という共助の気持ちで手伝ってくれる。金沢市でも道路のスタック対策として2021年12月から除雪計画を見直し、それまで15㌢以上の積雪で除雪車を出動させていたが、10㌢以上積もれば除雪作業を行うことにした。市内幹線の雪道の安全度は確実に高まった。雪道における「自助・共助・公助」ではある。
ちなみに、スタックでJAFに電話してもなかなかつながらない。つながったとしても半日は待たされる。大雪であちらこちらに立ち往生が起きているからだ。そして、スタックと並んで気をつけるのが、「ブラックアイスバーン」だ。路面に雪がなくても、路面が凍結している状態で、アイスバーンはスリップ事故につながる。道路に積雪がないからとスピードを出していて、急にブレーキをかけても止まらずにそのまま車が滑りる。雪国の道路では時速20㌔ほどでゆっくり走行することはよくあることだ。
(※写真・上は、雪がしんしんと降り積もる金沢市内=4日正午すぎ、自宅2階から撮影。写真・下は、立ち往生した車を周囲の人たちが車の後ろから押して助けている様子)
⇒4日(火)正午すぎ・金沢の天気 ゆき