地底人100物語

相手にとって不足なし

寺宝温泉「純生の湯」

2015年11月09日 | 新潟の地底人
寺宝温泉「純生の湯」
数あるイカネバランドのひとつが、ここ寺宝温泉。
ようやく行って参りました。

長岡JCTに近い長岡市の郊外。
賑やかさとは無縁な場所です。
道路からの入り口には、ボーリング櫓風の案内板。

ウワサに聞いていた「源泉かけすて」のキャッチコピーがいいですね。
これはいい目印です。

敷地に入ると建物はアパート風。
竹垣の張り出し部分が露天風呂でしょうか。

さっそく入館しましょう。
受け付けで料金を支払い館内へ。
ロビーにはテーブル等がおかれ、湯あがりのちょっと一休みや待ち合わせに便利です。

浴室は日替わりで男女交代。
今回の男湯は右側の浴室でした。
脱衣所は 2つのスペースを付け足したような構造。
それでは着替えて浴室へはいりましょう。

浴室内には湯舟が左右に1つづつ。
露天にでると湯舟は3つ。
左手すぐに岩風呂。
右手奥に桧風呂。
左手奥に板張りで囲まれた巨石風呂。
あわせて5つの湯を味わうことができます。

まずは巨石風呂から。
約20トンの大理石をくりぬいたもの。

けっこうな深さがあり、そのまま入ると水圧で体を締め付けられるようです。
で、張り紙のアドバイスにしたがいこのパイプイスを湯船に沈め、そのうえに腰かけて利用します。

たったこれだけの差ですが、いい感じに落ち着くなぁ。
誰も入ってこないし、適度な温湯だし、たっぷりアワアワだし。
ここはいいっ!

続いては桧風呂。
ここは人が途切れない、1番人気の湯船。

エアポンプを使っているんでしょうか、ボコンボコンと槽内注入され、ザコザコの溢れ出し。
「かけすて」の看板に違わぬ湯使いですね。
個人的にはボコンボコンが激しすぎてユッタリできないのがねぇ~。

露天の3つ目は岩風呂。
ここは一番の温湯。

体が火照ってきたら、ここでクールダウン。
木の湯口から冷泉を注いでいるので、このあたりに漂うのがいいかも。

最後は内湯。
浴室は左右対称で、手前の両側に洗い場、奥も両側に浴槽。
洗い場と浴槽の間には仕切り板が設置され、シャワーの飛沫が飛んでくるのをしっかりと防御しています。
皆さん露天風呂へ行かれるので、静かに過ごすなら内湯でしょう。
さて、左右対称に配置された浴槽。
共にサワサワと溢れ出しのある「かけすて」状態。
見た感じの違いは無さそうですが…
湯に体を沈めると全然違うっ!と感じることができます。

右手の湯船は適温。
スベスベの肌触りなるも、アワ付きはあまりありません。
これはこれで悪くありません。

で、左手の湯船はやや温め適温、ちょっと脱力系。
入りやすいですね。
湯口近くに陣取り、湯舟の縁に頭をのせて戦湯モード。
これがあっと言う間にアワアワのアワまみれ。
プルプルの肌触り。
スパ銭の高濃度炭酸泉なんてもんじやないですよ。
いゃ~、いいぃ~。
味見をせんと湯口に近づくと湯口からは金属的な炭酸臭。
口に含めば下の先が痺れるような炭酸味。
これには意表をつかれました。
タマランチ会長撃沈です。

さてこの左右の湯船。
印象がかなり異なるので源泉が違うのかと思ったら、違いは加温の有無とか。
温泉ってホント、デリケートなんですね。

寺宝温泉 あわの湯
ナトリウム-塩化物温泉
40.7℃ 330L/分(供給量 190L/分) 動力揚湯(掘削深度1,200m)
成分総計 4122mg/Kg
分析年月日 平成24年4月24日


新潟県長岡市寺宝町82
TEL 0258-29-4126

2015年10月の入浴メモより。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新津温泉「新津温泉」 | トップ | 奥信越 秋山郷 秘湯めぐりス... »
最新の画像もっと見る

新潟の地底人」カテゴリの最新記事