KATOEF64-37号機 クイックヘッドマーク化したEF64-37号機
数年前に購入したKATOEF64-37号機・茶色(品番3041-1)です。今回は、このEF64-37号機のクイックヘッドマーク(以下、QHDと略)化に挑戦してみました。
来月発売予定の「あけぼの」の牽引機として活躍してもらう予定ですが、QHDに対応していないため、このままでは「あけぼの」のヘッドマークを掲示することができません。そこで、ヘッドマークは両面テープで固定することを考えていましたが、@驚く為五郎様から「クイックヘッドマーク対応ELの片エンドの磁石を移植」という素晴らしいアイデアを頂きましたので、早速そのアイデアを参考にさせて頂きました。
KATOのQHDは、車体内部に磁石を埋め込む方式のため、EF64-37号機をQHD化するには磁石を調達しなければなりません。部品箱を探してみたら、以前購入した(恐らくEF65-500番台?)Assyパーツのカプラーセットを「発掘」しましたが、あいにく磁石は付いていませんでした。そこで、今回は貨物機に転籍したKATOEF65PFから磁石を流用することにしました。
EF64-37号機(左)とEF65PF(右)の車体を外した様子
以前にAssyパーツで購入したカプラーセット
動力ユニットからカプラーセットを取り外します。さらに磁石の部分を引っ張ると、磁石を固定している取り付け部品(以下、固定部と略)と一緒に外すことができます。下図4枚はEF65PFのものですが、EF64-37号機も磁石がないだけで同様の構造です。
カプラーセットから固定部を外した様子
EF64-37号機のカプラーセットの様子
EF65PFと異なる固定部
そこで、EF65PFの固定部から磁石を取り外し、Assyパーツとして購入した固定部に磁石を積み替えました。さらにそれをEF64-37号機に取り付けてみましたが、現時点では問題ありませんでした。これで簡単にQHD化できるかと思われましたが、この後少し作業を要しました。
QHD化したEF64-37号機カプラーセット
固定部を取り付けたカプラーセットを動力ユニットに戻してみましたが、下図のようにしっかりと固定することができません。どうやら固定部の磁石を収納する場所が長いため、EF64-37号機の動力ユニットに収まりきらないようです。
動力ユニットにカプラーセットを戻した様子
動力ユニットと固定部との寸法比較
そこで、この磁石を収納する部分をニッパを使って短くしました。どの程度短くしたのか、その辺はいつものように「適当」です。切り方もご覧の通り「いい加減」です。どうせ隠れて外から見えませんし、失敗したらAssyパーツでカプラーセットを購入すればOK、と気楽な気持ちで、徐々に切断しては組み込み、様子を確認しつつ作業を行いました。下右図のように隙間がなくなれば、問題ないかと思われます。
ニッパで固定部右端を切り落とした様子
切断した固定部を用いて換装させた様子
それと、もう一カ所作業しなければなりませんでした。それは、車体側です。EF64-37号機の車体内部のテールライト部品が、磁石を取り付けると位置的に干渉してしまい、車体をのせることができなくなるようです。そこで、QHD化するエンドのテールライト部品を取り出し、磁石と干渉しないよう、中央の「□」部分を切り落とし、切断したテールライト部品を接着剤で固定しました。
車体内部のテールライト部品の様子
切断したテールライト部品と車体内部への接着の様子
これで車体をのせることができました。早速QHDを試してみましょう。EF65PFに付いていた「出雲」と「瀬戸」を無事掲示することができました。しかし、実際にヘッドマークを取り付けて本線をまだ走らせていません。走行の際、振動等で外れてしまうかもしれませんが、その時は「両面テープ」を使いましょう。
EF65PFに付いていたQHD QHD化したEF64-37号機
さあ、これで弊社のEF64-37号機も「あけぼの」のヘッドマークを掲示して本線を疾走できる準備が整いました。楽しみです。
「あけぼの」にはまだ早い?!
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