以前にも紹介した小田急百貨店新宿店ですが、店内のことなど、少し記してみます。
小生における新宿店の印象的は、ズバリ「階段」です。
ここの階段は、「X」字型になっており、「踊り場」で交差するばかりか、そこにトイレが設置されていました。
銀色の手すりの配向をたどることで、「X」字状の階段のイメージがつかめるかと思われます。
小田急百貨店新宿店の階段の様子
子どもの頃はよく迷ったものですが、今考えてみるとよく出来ていて、普通の階段と異なり、どちらの方向(売り場)へも行くことが出来ます。来店者の回遊性を持たせる工夫だったのかもしれません。
そして、当時は数多の百貨店がありましたが、中でも小田急百貨店へ連れて行って貰えるのが嬉しくて、なにが嬉しかったのかと言えば、それは電車を見ることが出来たからでした。
小田急百貨店から新宿駅方面への風景
売り場の端の傍らに、小窓が設置されたスペースがあり、そこから新宿駅を見下ろすことが出来ました。普段見ることが出来ない高さから中央線や山手線などが楽しめ、当時はまだ埼京線もなく、貨物列車や電気機関車なども新宿駅を走っておりました。
両親が買い物をしている間、「ここで待っていないさい」と言われ、楽しく電車を眺めていた思い出があります。
移転する前に行ってみましたが、小窓は健在で、そこから見る風景に懐かしさを覚えました。
もう店内に入れることはないでしょう。同じような作りになるはずもなく、階段も小窓も記憶の中です。
今年も残すところ、あとわずかとなりました。2022年・・・どんな年だったでしょうか。
色々なことが大きく転換・変化・風向きが変わった・当たり前だったことが無くなってしまった、そんな一年だったような気がします。
本年もご贔屓頂きまして誠にありがとうございました。
また来年も、幸多き年でありますように。
今日も気ままに、ガッタン・ゴットン管理人
所用で富士山の近くまで行ってきました。朝早くに、折角なので写真を一枚と思いましたが、街中は意外と電線が多く、画面に映り込まないところを、散歩がてらに探してみます。
朝日に照らされた富士山
山の左側に「くの字」が連続したようなところがあり、それが登山道のようです。望遠で狙ってみます。
登山道
あの登山道を登るか?!、いや、小生の場合は「登れるか?!」が正しいのでしょう。
しかし、近くで見て富士山の雄大さを改めて実感した次第です。
新宿駅西口の再開発に伴い、小田急百貨店本店がハルク店へ移転することになりました。
新宿と言えば、円形の西口広場をまるで、ぐるりと重層に、しかし、幾何学的な美しさを兼ね備えた直方体の百貨店群が、物心が付いた頃からの小生の原風景の一つとなっています。
小田急百貨店新宿店
小田急百貨店に隣接する京王百貨店
当たり前だと思っていた風景が「消えてしまう」という、なんとも言えないこの思いは、きっと現在の建物が建つ前にも - 小生は見たことがない、でも確かに現存していた - そこには誰かの原風景があり、その人たちも経験した思いなのでしょう。そして、新しく作られる情景が、恐らく誰かの原風景になり・・・
あえて雨の日に、少し撮影してみました。
整然と並ぶ外装窓
営団側に「へ」の字に折って設計された建物
京王側も「へ」の字で並ぶ配置
新宿駅西口
雨が強くなってきました。ちょっと、これ以上は撮影できそうもないので、その代わり、傘を差しながら目に焼き付けます。
今日は十五夜ということで、久しぶりに「月の出」待ちをしてみたのですが、あいにくの曇り空となり、空振りでした。
その後、雲の晴れ間から、月が顔を出し始め、写真機片手に外へ出てみることに。
たまには、普段使ったことのない写真機の「アート機能」を活かしてみようと思い、何枚か撮影してみたのですが、ご覧のとおり、「アート」というより「アーァ」 or 「アうト」になってしました・・・
2022年9月10日 某所にて
前回の記事では、十五夜とガンダムとを一緒に撮れればなどと書きましたが、小生の写真技術ではとても無理と悟った夜でした。しかし、秋の夜風は、虫の声と共にどことなく心地よかったです。
ちなみに
夜風消え、月明かりだリカ!秋津駅是かよ
よかぜきえつきあかりだりかあきつえきぜかよ
京王線に座席指定制(有料)の京王ライナーが導入されて数年たちますが、平日の主な運用は朝夕に限られています。
先日京王電鉄HPのニュースリリースを見てみると、「2022年度の鉄道事業設備投資に総額288億円」という記事があり、ちょっと拝読してみました。
すると、「今後の主な取り組み」として
・一部座席指定列車の導入等による終日運行の検討を進める。
と明記されています。
コロナ禍やリモートワーク、さらなる沿線人口の減少により、これまでのような旅客数が見込めないため、新たな収入源として有料ライナーを活用するのでしょう。
文章をそのまま読めば、ライナー1編成の中に有料座席車両(クロスシート)と普通車(ロングシート)とを組み込み、特急のような種別として運行させるのかと思われますが、どうやって運用するのか、停車駅はどうなるのかなど、色々と妄想が膨らむ記事でした。