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篆刻<てんこく>を楽しく――絵を刻る

2011年02月12日 | 篆刻記
 絵や図柄を刻る
これは、石に刻っても篆刻とは言いがたい。「篆書体」文字ではないから。
しかし「刻印」には違いないし、木でも、石でも、ゴム消しでも、字でも、絵でも
手段、対象を限定しなくてもよいと思うし、楽しいものです。

 判じ物のような印を刻りました。30秒くらい考えれば、分かりそうですね!!





 「鳥虫篆」という、装飾文字のように作るやり方があります。
原稿デザインをするのが楽しくて大好きです。
ただ、原案を考え、デザイン(印稿)をまとめ上げるまでに大変時間がかかります。
お手本も少ないので、相当考え、工夫しなくてはなりません。
そこが楽しいのです。半年も1年もかかることもありますが、要するに未熟・素人・
へたくそ、ということなのでしょうか。
この文字も判じ物のようなものなので、たいてい読んでもらえません。読めません。
はて、なんと刻ってあるのでしょうか??



 かなり以前に楽譜をアレンジした印を刻って差し上げました。
これも、解説をつけなければ分からないと思います。



 楽譜の中の魚は、カツオです。
 隣にあるのが、赤ワインの入ったワイングラスです。

 ワインの種類は、<メルロー>種です。
 
 ワインのお好きな方ならもうお分かりのことと思います。
 つまり、「鰹にメルロー」・・・ワインの相性の組み合わせです。

 どうぞ、お試しになってください。
 初鰹に、赤ワインのメルロー。実に絶妙なハーモニーを奏でます。

 そうそう、この方は音楽の大変お好きな方で、それで楽譜に仕立てたのです。
 楽譜の肩の英文字は[wine-master]、専門家でいらっしゃいます。

よく見てください。カツオに目玉がちゃんと入っています。
そのむかし、まだ刻り初めの1年生の頃の作です。今ではこんな点は見えません。

 こんな余計なこと<邪道>をしているから、ちっとも進歩・上達しないのだと、
叱られそうな話ですが。

 *第1図は、「山本」印でした。
**第2図は、「昌代」印でした。 読めるでしょうか? 
 

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