眼視での太陽観測用フィルターのネタが続きましたが、今回は撮影機材の話になります。
現在所有している200mm望遠レンズでは、太陽像の拡大率が乏しいということで、
2×エクステンダー(テレコン)を調達し、400mmの焦点距離で撮影することを検討。
しかし、エクステンダー併用では画質があまりよろしくないとの噂が多方面で囁かれ、
結局、コイツをポチってしまいました↓
焦点距離400mm、明るさF5.6という仕様なので、通称「ヨンゴーロク」というらしい。
もう少し焦点距離の短い300mm F4(通称「サンヨン」)の選択もアリかなぁーって思い、
ギリギリまで悩みましたが、拡大率の高さと実勢価格の安さでヨンゴーロクに決めました。
価格重視であれば屈折式の天体望遠鏡を選択しても良かったんですけどね。
カメラレンズなら手持ちでAF撮影ができますので、三脚なしで富士山撮影にも使えそう。
天体望遠鏡だと基本的にマニュアルフォーカスですし、三脚使用が前提でしょうから、
気軽に手持ち撮影するなんて、まずできません。
さて、この超望遠レンズは古くからあるようですが、鳥撮り屋さんなどからの評価が高く、
コストパフォーマンスの良好な隠れた逸品として根強い人気があったりします。
ズームではないので構成レンズ枚数が少なく、重さ1.3kg弱と超望遠にしては軽量です。
シンプルな光学系は高画質性能を叩き出すのに貢献しているかもしれません。
で、入手済みの撮影用ND100000フィルターを装着して太陽を試写してみました↓
(3/14昼頃に撮影)
太陽らしい雰囲気を出すため、画像処理で色付けしたのがこちら↓
フィルターサイズは77mm径でピッタリ。これはちょっと嬉しい誤算でした。
撮った画像を当ブログ記事に貼付けようと縦横とも500ピクセルで等倍トリミングしたら、
太陽像がはみ出してしまったので、仕方なく若干解像度を落としてます。
それでも拡大率が高いんで、やっぱり200mmとは画質が大違い。
結構小さな黒点まで確認できます。レンズの解像度性能が高いせいもあるかな?
手持ちでこれだけ写るなら、晴れれば毎日のように太陽撮影したくなるぐらいです。
ということで、本番はコレをメインレンズに据えて、撮影に臨みたいと思います。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- satoyamatukuri [2012年3月19日 4:48]
- いいレンズですね カメラも 昔と違ってISO感度稼げるから 楽しみにしてます
- fornax8 [2012年3月19日 7:07]
- satoyamatukuriさん、いつもコメントありがとうございます。
憧れの「白レンズ」の中では一番安価なものです。
同じ焦点距離でもっと明るいレンズがありますが、高くて手が出ません。
金環日食も含めた太陽撮影では暗めでも問題ないので、これで十分かなと。