先週末にパパラッチしたカタリナ彗星を再び狙ってみようと金曜の深夜にまた伊豆稲取のいつもの
場所へ行ってみたものの、強風が吹き荒れていて望遠鏡での撮影はできそうにない状況で撃沈。
仕方なく同じ東伊豆町の海沿いで、夜間には誰も来ないであろう場所に移動してみました。
そこは東側が海で視界が大きく開けており、崖下にあたるため西風が防げる絶好のロケーション。
北極星はなんとか見えるので、赤道儀架台のセットアップも問題なく、そこで彗星を狙うことに。
で、撮れた画像がこちら↓
【12月5日のカタリナ彗星】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
総露出時間20分(1分×20コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり
彗星が昇る時間が先週より早まったことで薄明開始前の高度が上がり、見やすくなりましたが、
彗星に下弦過ぎの月が近づいてきてしまい、月明かりの影響が避けられず、撮影条件はまだ
不十分な感じでした。それでも分単位の露出ができるようになったので、右上方に伸びる
イオンテイルが描出しやすくなりました。で、この日はそのイオンテイルが攪乱していて、
なんと千切れ雲のようになっていたのでした。多数のコマ撮り画像から動画を作ったら
尾が刻々と変化していく様子が捉えられたかもしれません。
来週は月明かりもなくなり、撮影条件はかなり良くなるはずですので、また機会があれば、
じっくり撮ってみたいです。来週末も晴れることを祈ってます。