Starlight Terrace

写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
12/25 スピカ食(潜入3:17 出現4:13@東京)

6/3の火星

2018-06-09 10:00:00 | 惑星

その夜は土星を撮影した後、夜明け前の時間帯に火星も撮影したのでした↓

火星_20180603_02_54_20_g3_ap39_Drizzle15.jpg

【火星 2018/06/03明け方】
 口径18cm望遠鏡+2.5倍バローレンズ+ADC+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),
 合成F値=30,約3分間のキャプチャー動画から約7300コマの良像スタック

前回(5/27)の撮影時より、ひと回り大きくなってますが、木星や土星と比べれば全然小さいですね。
左端の白く写っているところは高地にかかる雲と思われます。
で、windy.comによる撮影時間帯の風の状況は次のとおり。

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13.5km:SW30.1m/s  5500m:SW20.2m/s  900m:SW 9.5m/s
11.7km:SW32.2m/s  4200m:SW12.7m/s  750m:SW 7.9m/s
   10km:SW30.8m/s  3000m:SW15.2m/s  600m:SW 8.3m/s
 9000m:SW30.5m/s  2000m:SW11.0m/s  100m:SW 5.7m/s
 7000m:W  21.6m/s  1500m:W  10.8m/s    地表:SW 3.8m/s
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土星撮影時とあまり変わらず高めな感じです。像の揺れの少なさと辻褄が合わないような・・・

ところで、今週の月曜日ごろから火星に砂嵐(黄雲と呼ばれたりします)が発生したとの情報があり、
国内からもその広がりが画像で捉えられています。
過去の黄雲としては2001年に発生した大規模なものが記憶に残っており、その時は火星全体を覆う
ようなレベルに広がって、表面の模様がほとんど見えない状況になりました。
今回の黄雲はどんな挙動を示すか予測できませんが、大接近となる盛夏に模様が見え難い状況に
なったりしないで欲しいものです。