1月2日に狙った天体の第二弾は赤い星雲ではなく、緑色をしたこの天体です。
【ミルクポット星雲 Sh2-308】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO6400,NB1フィルター使用,
総露出時間60分(5分×12コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミング、静岡県東伊豆町稲取にて
「ミルクポット」は喫茶店でコーヒーを頼んだ時に出てきたりする陶器や金属製の小さなミルク入れのこと
なんだろうと思いますが、その容器を上から見た時の形に似ているから付けられたんでしょうかねぇ?
確かに右上の部分に出っ張りがあって、容器の注ぎ口に見えなくもないんですけど、何か微妙・・・
個人的には柑橘類の「デコポン」に見えてしまうんですよねー。色は正反対って感じですが・・・
で、その独特の色についてですが、電離した酸素が発するOⅢと称する輝線(波長500nm前後)によるもので、
若干青味がかった緑色ってところでしょうか。揮発成分の多い彗星の頭部に見られる色にも近い印象です。
撮影に使ったNB1フィルターは、電離した水素の発するHα輝線(波長656nm)だけでなく、
OⅢ輝線も選択的に通すので、この難物もまずまずのコントラストで描出できました。
こういう緑色光が主体の輝線星雲ならノーマルのEOS Rでも同様に写せるような気がします。
さて、この星雲はおおいぬ座にあって、日本からだとちょっと南に低く、今回は少し西空に傾いた時間帯に
撮影してしまったため、撮影条件はあまり良くありませんでした。いずれ再挑戦したいと思います。