先週土曜日は週末としては久々に夜まで晴れそうな予報だったので、東伊豆方面へ☆撮り遠征してきました。
個人的に馴染みの撮影地に行ってみたものの、冬型の気圧配置になっていたせいか強風が吹き荒れていたため、
仕方なく比較的風の弱い海岸線沿いでよさげな場所を何とか開拓して撮影にこぎつけられました。
で、最初に狙ったのはこの彗星。
【アトラス彗星(C/2020 M3)10/25】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
総露出時間40分(2分×20コマ,メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり
この彗星が発見されたのは今年の6月末頃で、現時点において全天で最も明るく見える彗星になります。
今最も明るいと言っても8等台前半なので肉眼では見えず、口径5cmの双眼鏡でようやく存在が分かる程度です。
その姿は写真でも長い尾を伸ばしているような様子はなく、青緑色の丸いイメージとして捉えられただけ。
これでも事前予想と比べて3等以上も増光したということで、嬉しい誤算ではあります。
来月中旬くらいまで8等台をキープする見込みで、撮影対象としてはしばらく楽しめそうです。
ちなみに、この彗星は軌道計算により139年周期の細長い楕円軌道を辿っていることが分かってます。