冬至まであと2週間ということで日没が早くなり、17時過ぎには明るめの星が見えてくる季節になりました。
で、暗くなりつつある時間帯に、南西の空に最初に見つかる木星が現時点で事実上の一番星になってます。
18時近くになると、その木星のすぐ左上にもう一つ星が見えてくるのに気付いた人も多いかと。
その星は土星で、今日はこんな感じに見えたはずです。AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(12/9夕刻)
この2つの星は来週になるとさらに接近し、17日には細い月も加わり、3天体のランデブーが見られます。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(12/17夕刻)
その4日後、土星と木星は見掛け上の最接近を迎え、肉眼ではほとんど重なるように見えます。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(12/21夕刻)
両者の離角はたったの7分角弱で、満月の視直径の1/5程度という超大接近になります。
このレベルの接近は約400年ぶりで、徳川家光が江戸幕府第3代将軍になった1623年以来のことらしいです。
普通の視力の人でも肉眼だと分離して見るのが困難になりそうな感じです。
調べたら望遠鏡の高倍率の視野でも収まるくらいで、土星の環と木星の縞模様が同時に観察できそうです。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(視野円の直径は12分角)
これは撮り逃せません。