このところ古い銀塩写真の画像を紹介してますが、それと時期が重なるネタをスタートします。
個人的に天体写真を撮り始めたのは1977年11月のことでしたが、その1年ほど前から毎月欠かさずに
渋谷東急文化会館の天辺にあった天文博物館 五島プラネタリウムへ友人3人と一緒に行ってました。
当時は中坊でしたので日曜日or祝日に朝から出掛けて、その日最初となる10時30分からの投影を見た後、
何故か新宿に移動して昼飯を食べてからヨドバシカメラ本店に寄ってショーケース内に展示されている
高級一眼レフカメラやレンズなどを食い入るように眺めては生唾を飲み込み、カタログだけかき集めて
帰途につくっていうのがルーティンでした。
さて、プラネタリウムの入場時にリーフレットが渡されていたんですが、内容は毎月変わってました。
実物はA4サイズの印刷物を2つ折りにした4ページ相当の仕立てです。いくつか手元に残ってるんですが、
処分前にスキャナーで読み取ることにしたので、画像として紹介していきます。シワが多いですけど・・・
保存状態が比較的良好なリーフレットで一番古いのは1976年11月配布のもので、こんなのでした。
表紙(1ページ目)にある話題のうちの左側のテーマは様々な天体や天文現象に纏わる話が主体で、
2ページ目にその概説があり、投影時には比較的分かりやすい生解説があるのでした。
この月のお題目は今で言う「銀河」でした。当時は「系外星雲」と呼んでいて、銀河系外にある星雲状
天体を指す言葉でした。また「アンドロメダ大銀河」は「アンドロメダ大星雲」と記載されてます。
一方、右側の「こよいの空に輝く星」は文字通り当月の夜に見やすい星座などをメインにした内容で、
リーフレットでは3ページ目に概要が載ってます。投影では星座絵なども映し出され、星座の探し方や
神話に関する話も聞くことができました。特にこの11月の夜空には古代エチオピア王家のメンバーと
関係者が勢ぞろいすることもあり、オールスターキャストの神話ストーリーが展開されるのでした。