Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
4/5宵 火星と月が接近

今夕の富士山(2023/05/30)

2023-05-30 19:15:33 | 富士山

雲の多い一日で、今日は見えないと思っていたら17時過ぎに姿を現し、日没前に撮影できました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:18.0℃  富士山:-1.8℃

台風2号は当初の予想よりも動きが鈍く、石垣島の南の海上でほとんど停滞している模様。
台風の影響で日本列島に南から湿った空気が入ったせいか前線が活発になり、
今日までに西日本から東海地方まで平年より早く梅雨入りしました。
関東は今週末頃に梅雨入りの発表があるかもしれません。


Sh2-29,31,32

2023-05-30 10:37:02 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-29,31,32】
 赤経:18h10m31s(Sh2-29),18h11m18s(Sh2-31),18h10m53s(Sh2-32)
 赤緯:-23゚59' 55"(Sh2-29),-23゚47' 48"(Sh2-31),-23゚38' 51"(Sh2-32)
 星座:いて座
 視直径:40'(Sh2-29),8'(Sh2-31),8'(Sh2-32)
 他カタログNo.:NGC6559+IC4685(Sh2-29),IC1275(Sh2-31),IC1274(Sh2-32)
 ニックネーム:猫の手星雲
 南中日時(@東京):5月6日03時,6月21日00時,8月4日21時 ※あくまで目安です。


 撮影日時:2023/05/18 00:46
 撮影地:新潟県魚沼市
 撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,StarScapeフィルター使用,
             タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
 撮影条件:ISO1600,露出5分×12コマ
 画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,PhotoshopCS3にて処理
             トリミングあり
 メモ:いて座北西部にある有名な「干潟星雲」から1.5°ほど東にある淡い散光星雲群です。丸い形
    の星雲が並んだ形態が猫の足裏の肉球に似ていることから「猫の手星雲」と呼ばれており、
    東側にある濃い暗黒星雲が猫の手を縁取って引き立たせている印象です。最も北に位置する
    Sh2-32が真円に近く、青い反射星雲を纏っていることもあって目立っています。その南東に
    輪郭がぼやけた感じのSh2-31が隣接しています。少し南へ離れた所にある鷹の爪のような形
    をした濃い星雲とその西側に広がる淡い星雲を含んだエリアがSh2-29です。いずれも非常に
    淡く、口径30cmクラスの比較的大きい望遠鏡を使っても眼視で明瞭に確認するのが困難で、
    興味深い形や色は写真でないとはっきりしません。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成