Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/24 土星の環が消失(見掛け上)

Sh2-170,171

2023-12-05 20:05:01 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-170,171】
 赤経: 00h01m42s(Sh2-170), 00h04m40s(Sh2-171)
 赤緯:+67゚09' 24"(Sh2-170),+64゚37' 24"(Sh2-171)
 星座:カシオペヤ座(Sh2-170),ケフェウス座(Sh2-171)
 視直径:20'(Sh2-170),180'(Sh2-171)
 他カタログNo.:LBN577(Sh2-170),NGC7822/LBN589/Ced214(Sh2-171)
 ニックネーム:クエスチョンマーク星雲 ※Sh2-170とSh2-171を合わせた形での名称
 南中日時(@東京):8月3日03時,9月18日00時,11月1日21時 ※あくまで目安です。


 撮影日時:2023/10/16 23:24
 撮影地:静岡県東伊豆町
 撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,F3.8,StarScapeフィルター使用,
             タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
 撮影条件:ISO1600,露出5分×16コマ
 画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,Photoshop2024にて処理
             若干トリミングあり
 メモ:カシオペヤ座とケフェウス座の境界線を挟んで南北に並んでいる散光星雲です。上の画像上で
    下の方に写っている丸い星雲がSh2-170、上の方に写っている大きな星雲がSh2-171です。両者
    を合わせて何となく "?" の形に見えることから「クエスチョンマーク星雲」の愛称があります。
    満月の6倍もの広がりを持つ巨大なSh2-171はNGCカタログ番号も付いていますが、いわゆるHⅡ
    領域の赤い散光星雲としては全天で最も北に位置しており、日本では小笠原諸島や八重山諸島
    といった南方でも水平線下に沈まない天体です。空が極めて暗く、地平高度が高い好条件下で
    口径40~50cmクラスの大きな望遠鏡を使うとSh2-171の明るい部分が眼視で微かに見えるとの話
    もありますが、一般的には眼視観望向きの天体ではなく、写真撮影向きの星雲とされています。
    愛称どおりの"?" の形をフレーミングするには、フルサイズ換算で150~350mm程度の光学系が
    ちょうど良いと思われます。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成


今朝の富士山(2023/12/05)

2023-12-05 12:02:15 | 富士山

曇っていて冴えないイメージですが、陽射しがなくて影が出てないため積雪個所と山肌露出部分が分かりやすいです。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:1.4℃  富士山:-13.2℃ 

八王子アメダスの最低気温は氷点下にはならず、4日連続の冬日を免れました。
その一方で日中の気温上昇ペースは鈍く、ウチの地域では最高気温が10℃に届かないかもしれません。