Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 9/17 中秋の名月

「対日照」ってヤツを狙ってみた

2018-02-15 00:10:00 | 遠征日誌

日曜日の夜、購入したての中型赤道儀用ステンレス三脚の試用のため伊豆稲取へ遠征したものの、
現地では名物とでも言うべき強風が吹き荒れていたため望遠鏡を使った撮影ではブレると思って
デジイチ+カメラレンズによるお気楽撮影のみとなりました。しかも広角レンズでの撮影です。
それなら普通の三脚+星空雲台ポラリエでも十分イケるんですが、突風に吹き飛ばされる恐れも
あったんで、新調した三脚の安定性確認も兼ねて中型赤道儀の使用となりました。
ということで、唯一撮った天体写真がコレ↓

対日照2018-02.jpg
【対日照】
 キヤノンEOS60Da+広角ズームレンズ(@17mm),ISO1600,F5,
 総露出時間72分(6分×12コマ加算コンポジット),中型赤道儀使用

真ん中に写っている光芒が、ターゲットの「対日照」と呼ばれるものです。
ちょうど太陽とは正反対の方向に見られる淡い光で、太陽系内に散らばる小さなダスト達が
太陽光を反射(散乱)することによって見えるものです。季節によって天空上での見える位置が
変化していきますが、大雑把には星占いに出てくる黄道12星座がその通り道になります。
今回の写野は星図上だとこんな感じでしょうか(広角過ぎて表示上の写野が歪んでますが・・・)↓

対日照撮影写野2018-02.jpg
AstroArts社 ステラナビゲータ10によるシミュレーション

しし座の前足辺りに見えていたことになります。
対日照は非常に淡いので、日本国内で観測できる場所は限られていると思います。
冬の空の透明度にも助けられてますが、写真では比較的容易に捉えることができたんで、
伊豆稲取の夜空は結構暗いことを再認識しました。



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