公転周期38年のステファン・オテルマ彗星が11/10に太陽最接近(近日点通過)となり、見頃を迎えてます。
ということで、40日ぶりに撮影してみました↓
【11/18未明のステファン・オテルマ彗星 38P】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO800,
総露出時間8分(2分×4コマ,彗星の動きに合わせて加算合成),中型赤道儀使用,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,伊豆稲取にて
予報光度は9等台後半。短いながら尾を伸ばしているのが分かります。
昨夜は雲が多く、風が強めだったせいもあり、まともに撮れたのは結局4コマだけでした。
明け方にマックホルツ・藤川・岩本彗星も狙う予定でしたが、ベタ曇りになって撮れずじまい。
さて、この彗星は地球との位置関係のこともあって、最大光度に達するのは来月初旬になる見込みで、
その頃にまた撮影できたらいいなぁなんて考えてます。次の回帰には会えない可能性が高いんで・・・
ステファン・オテルマ彗星の公転周期が38年ですか・・・長い部類にはいるのかな。
次が2056年となると、今しかないですね。
公転周期30~40年の軌道を持つ彗星は結構稀少で、ちょっと調べたところでは3個しかないです。
有名なハレー彗星が約75年周期で一期一会って感じですけど、この彗星の周期だと一期二会ぐらいですね。
ちなみに番号登録されている(=2回以上回帰して軌道が精度良く求まっている)周期彗星の中で最長周期のものは
2002年にやってきた池谷・張彗星の374年で、もはや一家系総動員で玄孫の玄孫の子あたりまで世代交代しないと
次の回帰の観測ができません。そうなると十期一会? そんな言葉はありませんが・・・