好天に恵まれた先週土曜日の未明にこんな星団を撮りました。
【散開星団 NGC7789】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,STARRY NIGHTフィルター,1.6倍クロップ,
総露出時間20分(2分×10コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県東伊豆町にて
カシオペヤ座西部にある散開星団です。星数は200個以上もある大規模な星団なんですが、
地球から1万3千光年の遥か彼方にあるせいか、あまり明るくは見えない天体です。
それでも視直径は満月のサイズに匹敵し、写真では結構大きく写ってくれます。
ちなみに「天文年鑑」の記載データによると、光度は9.6等、実直径は100光年を超えてます。
暗いせいもあり小型双眼鏡で見ると星雲状にしか見えませんが、口径10cmクラスの望遠鏡を
使って中倍率で見ると星が分解して見えるようになり、口径20cm級になると比較的明るさの
揃った星々が密集する印象的な姿を綺麗に眺められ、非常に見応えがあります。
高校生の頃、所有していた口径13cm反射望遠鏡でこれを初めて見た時は、あまりの美しさに
感動した記憶があり、マイナーな天体でも立派なヤツがあるんだなぁーって思ったものです。
Wikipediaによると、星の並びが薔薇の花弁のように見えることから、海外では "White Rose
Cluster" と呼ばれているようです。写真でもそういう風に見えなくもないかな?
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