先日、月夜の晩でも問題なく撮れる二重星(2つの恒星が接近して見える天体)を狙ってみました。
まずは対照的な色合いのもの5つをずらーっと紹介↓
【カシオペヤ座η星(薄黄と紅)】※周期526年の連星
【アンドロメダ座γ星(黄金色と青)】
【さんかく座ι星(白と青)】
【おひつじ座1番星(薄黄と水色)】
【ぎょしゃ座Σ644星(赤橙と青)】
一見すると一つの星なのに、望遠鏡を使って詳しく観察すると複数の星に分かれて見える天体を
「重星」と呼び、地球からほぼ同じ距離にある2つの星が互いの間の重心の周りを公転するものは
特に「連星」と呼ばれます。紹介した5天体のうちでは、1番目のカシオペヤ座η星の2星が連星です。
2番目のアンドロメダ座γ星の2つの星もWikipediaによると地球からの距離が同じなので連星らしく、
さらに暗い方の星が大きめの望遠鏡を使わないと分離して見えないほど接近した連星になっており、
その一方がまた連星になっている「3重連星系」であることが分光観測から判明しているとのこと。
綺麗な上にややこしい・・・
共通撮影データは次のとおり。
口径18cm望遠鏡+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),F12,
500フレームのキャプチャー動画から250コマの良像スタック
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