Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/1夕 西の低空で月と水星が大接近

コレは何重星なんだ?

2018-11-08 22:00:00 | 重星

二重星をいくつか紹介してきましたが、3つ以上の星に分解して見える「多重星」というのもあり、
冬の夜空で代表的なものとしてこんなのがあります↓
20181103_Trapezium_μ180df.jpg

【オリオン座θ1星】
 口径18cm望遠鏡+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),F12,
 1000フレームのキャプチャー動画から500コマの良像スタック

あの有名なオリオン大星雲の最も明るい部分にある多重星で、「トラペジウム」と呼ばれてます。
トラペジウムは不等辺四角形を意味していて、一般的には明るめの4つの星から成る四重星と
認識されているんですが、上の写真では暗めの星を含む6つの星が写ってます。
実際にはもっと暗い星もあって、この付近に全部で10個以上あるらしいです。
いずれも大星雲から生まれてきた星とされ、地球からはほぼ同じ距離の宇宙空間にありますが、
これらの各恒星が互いの共通重心を中心に公転しているような話は聞いたことがないんで、
連星ということではなく、星団の類ということになってます。



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2 コメント

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fornax8さん、こんばんわ。 (mash3)
2018-11-10 21:12:48
多重星・・・冬の代表格となるスバルは違いますよね。
確かあのプレアデス星団は肉眼でも5、6個の星が見えますけど・・・(*^▽^*)

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Unknown (fornax8)
2018-11-11 18:52:34
mash3さん、いつもコメントありがとうございます。

日本では「すばる」を六連星(むつらぼし)と呼んだりすることがあるようです。
肉眼重星っぽい呼称ですが、一般的には散開星団と認識されています。
どうも多重星と散開星団の境界ってよく分かりませんねぇ。
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